、まとめ
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こあらの見た風景(要はブログ)
スタートしました。
今日、あることですねていました。
一人ですねて、一人どんよりとして。
これはこあらの悪い癖だというのはわかっているんだけど、
勝手に落ち込んでいました。
とぼとぼと帰る帰り道、ふと空を見上げると、
大きな月が雲の切れ間から顔を出していました。
そういえば、今日は中秋の名月(旧暦8月15日)でした。
「月に群雲、花に風」
美しいものを思うがままに見られないことをいう古い言葉。
素っ裸より、浴衣姿のほうに色気を感じるように(え?)
ちょっとぐらい見えないほうが、風情があっていいものです。
昔どこかの観光地の建物で「この部屋から月が良く見えるけど
それではあまりに風情がないので、窓の真ん中に柱をたてて
ストレートに見えないようにしたんです。これを『障りの柱』と
いいます」なんて説明を聞いたことがありました。
帰り道の高架橋の上で、しばし月を眺める。
日本にも西洋にも、月を見続けると気が狂うという
言い伝えがありますが、
今日のこあらにはちょうど波長が合ったのか、
こころが少し軽くなりました。
一方、今日のしばさんは、ちょっと寄り道しています。
月に誘われたわけではなく、
突然、月の世界に旅立ってしまった先輩に
最後のお別れをするための寄り道です。
月や花を、思うように眺められないからといっても、
いずれ、同じ月や花を眺めることはできます。
しかし、この世を旅立った人には、もう二度と会えません。
会場には他の仲間たちも集まっているでしょうから、
今頃は、昔話に花を咲かせて、逝く人を惜しんでいるのでしょう。
こあらはその方を存じ上げませんが、
僕の大好きなしばさんをかわいがってくれた方です。
心静かに、魂の安らかならんことをお祈り申し上げます。