、まとめ
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こあらの見た風景(要はブログ)
スタートしました。
先日の日記に書いたように、
色覚異常に関する専門の病院に行ってきました。
色覚異常とはなにか。
そもそも人間の目には、光の3原色(赤・緑・青)を感じる部分(視細胞)が
あります。
この部分がまったくなかったり、働きが弱かったりすると、
色の見え方に違いが出てくるのです。
○1色の視細胞しか働かないのが1色型色覚
これが全色盲です。色盲は「色がなくて白黒の世界」ではなくて、
「原色一色の世界」なのです。
○2色の視細胞しか働かないのが2色型色覚
つまり、どれかひとつの色が見えません。赤色が見えないのが第1色盲、
緑色が見えないのが第2色盲といいます。
○3色の視細胞のどれかひとつの機能が弱いのが異常三色型色覚
赤色に弱いのが第1色弱、緑色に弱いのが第2色弱といいます。
結果、こあらは「中程度の第1色弱」と診断されました。
つまり、赤に弱いのです。
具体的には、「赤と緑」「オレンジと黄緑」「緑と茶」「青と紫」
「ピンクと白」「緑と灰色」「緑と黒」「赤と黒」「ピンクと青」
これらの色の見分けが難しい傾向があります。
緑一色ができないな・・・(緑と赤)
契約書チェックの時に、道理で見分けがつかなかったはずだ
(契約書をチェックする時、黒の原案に赤や青で修正をかけるのですが
それが見にくくて見にくくて・・・)
その傾向の中でも、個人で見え方にはクセがあるのですが、
こあらの場合、こんな傾向があるようです。
○大きい面積の色を見るのはほぼ正常。
○時間をかければ、ほぼ正常。
しかし、これの反対で
○ちょっと暗い色になると、見分けがつかない。
○小さい面積の色は、見分けがつかない。
○一瞬の判断では、見分けがつかない
・・・というものでした。
つまり、「日常生活で支障が出ることはまずないけれど、
悪い条件がかさなるときは気をつけてね」ということのようです。
しばさんにこの件を話すと
「こあらが桜の話をする時に、私の印象とは違う説明をするときがあるもんね」
確かに桜はピンクか白。
うすいピンクは、こあらにとっては白なんですよ(^^;
ドクターからは、
「『赤よりは朱』のように、明るい色をつかってください。」
とのアドバイスをもらいました。
約1時間かけて検査と相談だったわけですが、
その最後にドクターが「最近はユニバーサルデザインを研究するために、
異常がある方にご協力を願っています。ご協力頂けますか?」と。
喜んで協力することに。
東海道新幹線の電光表示板、あれも「色」に関するユニバーサルデザインが
採用されているんです。全体的に青っぽい色が使われているのは、
青に関する異常を持つ人は、ほとんどいないからだそうです。
ちなみに、色覚異常と言われる人は大半が第2色弱で、第1色弱は
珍しいんだとか。だからこそ、「実験台」として協力をして欲しいんだと。
やっぱり、「珍獣こあら」なのね、僕。