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≫2005年08月17日(水)≫#6 |
ゆかたを着て 彼の町へ行った。 彼は駅までチョロQで迎えに来てくれたけど あんなに 樹里さんのゆかた姿見たい! って言ってたのに何も言ってくれないし。 ま いっか。 久々のお休みだった彼は あたしをいろんなところに連れまわす。 CD買いに行きたい! 取り寄せしてもらったシルバーが入ったから取りに行くー。 あ、金おろしに行っていい?? もー、なんでもいいから 早く花火買いに行こうよ。 つーか 地元で見慣れないオンナとうろうろしてていいんかい。 平日だから、地元のオンナは仕事なん? ま いっか。 散々用事足しにつきあわされ 何人でやるんだよ?ってくらいのお徳用の花火セットを買って海へ向かう。 1時間くらい走って真っ暗い海に着いた。 風がつよい。 星がきれい。 ああ、なんでゆかたで来ちゃったんだろう。 寝転んで満天の星空を眺める絶好のチャンスなのに。 真っ暗の海にふたりきり。 いつもと変わらない彼。 なーんにも、変わらない距離。 結局 あたしは終電に乗ることになって、 じゃあね。また明日ね。 ほかにも、たぶん いるんだろう。 何人かのうちのひとり。 何人かのうちの、って なんてつまんない。 でもあたしはそれにしかなれない。 近寄ってくるから、そっけなくしたくなる。 昨日近寄ってきたからって、今度は近づくと 離される。 その繰り返し。 終わらない。 動き出せない。 戦えない。 なんであたしは そんなことを続けているんだろう。 |
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