chipperの日記

2018年05月20日(日) イクメンな晴明


一見俗物っぽいけど、物事の核心をズバッと突く藤原兼家が
良い味出してる、小休止の十二巻をまとめてみました。


晴明が小さいひとを相手に匂股法をレクチャーしながら、
寝かしつけているところへ、祝儀も持たずに博雅が訪れる。
(十二巻「安倍晴明 天の珠を得ること」)
→題名の「天の珠」とは赤子のことか。晴明と真葛の子。続編の主人公。

博雅が源高明から預かった出産祝い(剣)を
晴明の元へ届ける(十二巻「帝 新造内裏へ遷御す」)
共に連れ立って、新しい内裏の仕上がりを見に行く。
應和元年、十一月二十日、帝が新造内裏へ遷御する。

藤原兼家は新嘗祭に向けて、小忌の身でありながら、
文をもらった姫の元へ向かう(十二巻「藤原兼家 新嘗祭に於て 自ら神饌をつとむ」)
その途中で賊に襲われ、田んぼの中の小屋に監禁される。
→兼家は新嘗祭で霊剣を執って祭主に従う重要な役。何者かが邪魔しようとしている?

そこを通りかかった瓜仙人(頭上に白蛇を乗せた翁)に助けられる。
新嘗祭に遅参した兼家は、遅れた理由を晴明に
厳重な物忌ゆえ参籠せよ、と言われたからだとし、事なきを得る。
→白蛇を乗せた翁は宇賀神、兼家に文を出した姫は豊受大神。

晴明、源高明から方諸を貰う(十二巻「安倍晴明 火珠と方諸を手に入れること」)
→月の水を採るもので、唐の仙人はその水を用いて長生薬を作る。
そして、高明と敵対する藤原兼家からは火珠を貰う。
→太陽より火を採るもの。兼家は晴明を天文博士にしてやると誘う。


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