一見俗物っぽいけど、物事の核心をズバッと突く藤原兼家が 良い味出してる、小休止の十二巻をまとめてみました。
晴明が小さいひとを相手に匂股法をレクチャーしながら、 寝かしつけているところへ、祝儀も持たずに博雅が訪れる。 (十二巻「安倍晴明 天の珠を得ること」) →題名の「天の珠」とは赤子のことか。晴明と真葛の子。続編の主人公。
博雅が源高明から預かった出産祝い(剣)を 晴明の元へ届ける(十二巻「帝 新造内裏へ遷御す」) 共に連れ立って、新しい内裏の仕上がりを見に行く。 應和元年、十一月二十日、帝が新造内裏へ遷御する。
藤原兼家は新嘗祭に向けて、小忌の身でありながら、 文をもらった姫の元へ向かう(十二巻「藤原兼家 新嘗祭に於て 自ら神饌をつとむ」) その途中で賊に襲われ、田んぼの中の小屋に監禁される。 →兼家は新嘗祭で霊剣を執って祭主に従う重要な役。何者かが邪魔しようとしている?
そこを通りかかった瓜仙人(頭上に白蛇を乗せた翁)に助けられる。 新嘗祭に遅参した兼家は、遅れた理由を晴明に 厳重な物忌ゆえ参籠せよ、と言われたからだとし、事なきを得る。 →白蛇を乗せた翁は宇賀神、兼家に文を出した姫は豊受大神。
晴明、源高明から方諸を貰う(十二巻「安倍晴明 火珠と方諸を手に入れること」) →月の水を採るもので、唐の仙人はその水を用いて長生薬を作る。 そして、高明と敵対する藤原兼家からは火珠を貰う。 →太陽より火を採るもの。兼家は晴明を天文博士にしてやると誘う。
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