chipperの日記

2016年10月11日(火) アハ体験


伊坂幸太郎「あるキング -完全版-」を読み終えました。
完全版と銘打ってあるのは雑誌版・単行本版・文庫版、
全部で三つのバージョンがこの小説にはあって、
それが全て収録されているのが、この完全版です。

最初はよくわかっていなくて、同じ話を別の人物の視点から
書いているのかと思いきや、話の内容はほとんど同じで、
少し文章が削られていたり、反対に書き足されていたり。

解説に読み比べ出来るのは完全版だけ!
みたいにあったけど、確かに比べてみる面白さはあります。
同じ話を三回も読むことなんてなかなかないし。面白い試みだなぁと。
だけど、間違い探しの絵を見ているみたいな気分にも陥ります。

つまり、好みがはっきりと分かれる話だと思われ。
少し前から初期の伊坂作品とは傾向が大分変ってきて、
今回もスカッとするような話ではないし、むしろ釈然としません。
だから結局何だったのかと思うけど、物語の作り方は面白いかな。


ジョン・アーヴィングとスティーブン・ミルハウザーの
の本もいつか読んでみよう。


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