「マドンナ・ヴェルデ」海堂尊
以前読んだ「ジーン・ワルツ」の続編というより、 娘に代わって代理出産を行うことになった 実母側の視点で書かれており、二つの作品を合わせて読むと、 よりこの題材の話に深みが増したように思います。
出産という話でも難しいのに、代理出産となると 更にややこしい話になってきます。というのも現在の日本の法律では、 代理出産で生まれた子供の母親は卵子提供した者ではなく、 実際に出産した者になります。ん?何か違和感…
子供の取り違え問題も話題になったけれど、 親子という関係は何によって定められるものでもないような気がします。 だけど、それは自分が実際に血の繋がりのある両親の元で過ごしたからで、 そうでない人からしたらめちゃくちゃ頭と心が痛い問題なのかも。
ちなみに余談ですが、「医学のたまご」を読むと、 代理出産で生まれた子供が主人公なので(話中では触れませんが)、 その子と父親と代理出産した母親のその後が垣間見れます。
母親と双子の片割れについて、一切描写がないので、 これもゆくゆくは作品として何か形にするつもりなのかな? だとしたら面白くなりそうな予感がとてもするなぁ。
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