| 2006年11月12日(日) |
渡鬼+火サス+ロシア |
読書の秋ということで夏頃から読み始めた 「カラマーゾフの兄弟」を今日読み終えました。 読む前は冷凍肉のように固く思えたこの小説ですが、 読み始めてみたら昨日の夕飯に出てきた鶏のから揚げぐらいでした。
簡単に説明するのは難しいのですが、 日本で言う亀田三兄弟がメインのお話です(違)
乱暴者で卑劣漢な長男・ドミートリィ クール&インテリ次男・イワン 敬虔なクリスチャン三男・アレクセイ
ここに彼らの父親フョードルやその愛人のグルーシェニカ、 使用人でフョードルの私生児スメルジャコフやらが絡んできます。 登場人物の多さと各人のセリフの長さは橋田壽賀子もびっくりするかと。 読んでいて「渡鬼みたいだなー」と何度か思いました。
んで、物語はドミートリィとフョードルが遺産の相続で揉めているところに グルーシェニカの奪い合いが勃発!その挙句にフョードルの殺人事件が起こる という火サスさながらの盛り上がりを見せつつ展開していきます。
なんて書くと随分誤解を招きそうですが、この小説の根底には 宗教というものがかなりの割合で占められていると思います。 残念ながら私にはそれを理解するほどの信仰心を持ち合わせてないのですが、 その部分を差し引いても充分面白い小説だと思いました。
次は「悪霊」辺りに挑戦したいと思うんだけど、 如何せん文庫版の表紙が…手にしただけで呪われそうだ。
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