す〜のお勝手お気楽な日常
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今日、会社の避難訓練があった。
だんなとは働いている建物が違い、今回は私の働いているビルのみが対象。 このビルでは800人ほどのヒトが働いている。 いつもの訓練では一般のヒトたちは机の下にもぐるくらいで、あとは自衛消防隊のヒトたちが1階まで歩いて避難の訓練をするくらいなのだが、今回はとても規模が大きい訓練で、全員で道を渡ったところにあるグラウンドに避難。
午後1時過ぎに訓練放送が入り、まず震度6強の地震が起きたという想定で机の下にもぐる。 しばらくして、給湯室で火災発生なので、非常階段から1階へ降りる。 給湯室側の非常階段は使えないということで、ちと離れたところの階段を下りていく。
それからグラウンドへ避難。
今回はウチの会社のある市の消防署から起震車やレスキューの車などが来て、消防署長・レスキュー隊員なども多数参加している。
避難後に社長・消防署長・自衛消防隊長から講評がある。 なんと、800人避難したうち、外側の非常階段を通って逃げた250名程度が隣の建物から発生した有毒ガスを吸って死亡、ということになっていた。 (いつもなら事前に「この場所で○○が起こるので、ここを通って避難」とかのシナリオがあるのだが、今回の避難訓練ではとっさの連絡体制ができているかどうかも試すことになっていたらしく、シナリオなしだったようだ・・・ ということは、連絡体制が全然できてないということだな) 消防署長が講評で「亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします」とか言って笑いを取っていた・・・をいをい。 でも、ま、本当の地震が来たら、自分の命があるかどうかもわからない。 心しておかなければ。 以前は「地震だ、火を消せ」だったのだが、最近では「地震だ、身を守れ」になったらしい。 火災で死亡するヒトより倒れてきたものの下敷きになったりして亡くなるヒトの方が多いのだそうだ。
講評のあとは、起震車に乗って震度7を体験したり、煙の怖さを体験できるブースなどが用意されていたりして、社長が「今から1時間は仕事しなくてもいいから、ここでいろいろ体験していきなさい。命があってこその仕事だ」と言っているので、みんな残っていろいろ見ていた。
す〜は人工呼吸&心臓マッサージの講習を見て、それから起震車に乗ってみた。 ・・・震度7・・・、こんなの来たら、絶対生きてないよ。コワー。 そのあと、レスキューの展示のところに行ったら、東京消防庁立川レスキュー隊員の斎藤さんという方がお話をしていた。 この方は、新潟地震のときに土砂崩れに遭った車のところから奇跡的に助かった男の子を救助するとき一番最初に抱き上げた隊員。 ちょっと話を聞いていたら、す〜の横に社長が来て、いろいろ斎藤隊員に質問していた。 周りではみんなどんどん職場に戻り始めていたのだが、社長が真横にいる手前、戻れなくなってしまった。 でも、貴重なお話がたくさん聞けてよかった。
職場に戻ったら、すでにみんな仕事していた。 ははは。
「避難訓練〜、めんどくさいなあ〜」なんて最初は思っていたけど、いろんな体験ができて良かったな。 ・・・でも、す〜の家では、防災グッズなどの備えは一切ない。 ちょっと考えなおさないといけないかも。
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