タイトルが泣きそうです。あまりにも強い北風なのでそっとしておいてやってください。
　凝りもせずにクロスステッチをやっています。いや、前回、ポケットティッシュカバーを作ったときに大失敗して懲りた……と思っていたのですが、リベンジしてしまいました自分にバカーと罵りたい。バカー。
　リベンジのやつ、形を全体的に考え直しまして、裏地付けたりしてものすごく凝ったのを思い付いてしまいました。作り方本を見ているわけでなく、スキルもないのに思いつきで適当に考えているので、時間はかかるし果たしてちゃんと形に仕上がるのかすらわからないし、でもいきなり本番布で縫ってるし（端切れでお試し縫いとかするのは当然面倒です）、どつぼにはまってとっぴんしゃん、という感じです。
　やるならとことん納得いくまでやりたいのよ！　もう失敗は嫌なのよ！　というわけで、せめて刺繍図案はまともなものをーと図書館でクロスステッチ刺繍の本を借りまくる始末。売り物にするつもりはないので、図案は借り物ですまそう〜というわけです。でも、結構ピンとくるデザインの本は少ないものですね。図書館に溜まるのは数年前のものが多いですから、ちょっとねーデザインがねーこりゃ使えないでしょーぶっちゃけださー、というものが目立ちます。数年前のだからってことにしておく。デザイナーのセンスとかどーとかは言わないでおきます。（言ってるのと同じだよ）
　で。
　素敵なアンティークローズのデザインのものがかろうじて一つ琴線に触れまして、トライしてみているのです。が。
　難しい。
　図案に合わせて刺繍糸を買いに出るのは面倒だしお金ももったいないので、家にある糸でなんとかなるだろーと見切り発車したのですが、ええと、同系色のグラデーションで７色。そんなに大きくないから２〜３時間で仕上がるだろうと思ったら大間違い。
　３時間かかって全体の1/4しか出来てない。どひゃああああ。
　ぬげー細かい！　ぬげーめんどい！　色替えとか目の数とか、ちまちまちまちま、ちくしょう楽しいじゃねえかこの野郎！　寝不足ですよこんちくしょう。
　懲りたい。懲りてしばらく刺繍したくなくなりたい。でもどうしよう楽しい。
　多分、仕上がりはすごく綺麗だと思うのです。ひとつひとつの縫い目は雑で汚いんだけど、ちょっと離れてぱっと見たら絶対美しいバラの絵が現れる（はずな）んだと想像できちゃうくらい、なんだかいいものが出来そうなヨカーン。

　まだまだ作りたい物がいっぱいあるのです。
　A4サイズのプリントがすとんと入る程度の、簡単ぺたんこバッグが欲しい。もう布は裁断しました。ミシンでどたたたーと縫えばすぐ出来上がるやつなのですが、そいつにもクロスステッチしたいのでミシンが出来ずじまいです。
　ていうか、あれもこれも必要に迫られているのです。
　文具入れも、持ち歩くために必要だったし、ティッシュカバーも、そのまま放り込んでいたらバッグの中でビニールがぐしゃぐしゃになって中のティッシュがよれちゃって大変なことになっちゃったからだし、ぺたんこバッグも最近なんだかんだ本やらプリントやらを携帯して出かけることが増えてしまったからなのです。
　必要だから作るんだ。たまった端切れ消費にもなる！（こういうのを大義名分といいます）
　本当は、雑貨屋で買えばいいお値段になっちゃうからです……。
　端切れでひとつ、コースターを作ってみました。恐ろしいほどあっという間に出来上がりました。直線縫いだし。こんなんが店だとウン百円！　どぎゃー！　私商売できるやんけ！（盛大なる勘違い）
　午後カフェのスタンプでも作ろうかと思います。端っこにポンと押して、イベントに持っていってみよっと。かわいくて簡単なので量産してみたいです。バッグとか作り終えたらにしようね。←自分に足枷


　というわけで、小説の世界からかなり離れたところで浮いている私ですが、８月のコミティアに参加するべく、申込書添付用イラストを描きました。乾かしている間に日記です。そろそろいいかな。
　こんなんやっているんで当然私の新刊は出ません。糸を買いに行かないとブックカバーも作れませんのでグッズもないかと買いに行けよ。えーと……会員様お買い得セールの葉書が来たら出かけます……。まとめ買いすんだあ。
　そして、７月にはリカの園服をきっちり仕上げて量産体制に持って行かなくてはならないのですが、クロスステッチ小物手芸なんかやってる場合じゃないんですが、どうして現実逃避ってこんなに楽しいんだろうなあ。ねえ。

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