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2011年03月21日(月) 僕たちにできることを(SMAP×SMAP)

「SMAP×SMAP生放送 いま僕たちに何ができるだろう」
正直、始まるまで、いえ始まってしばらくは不安みたいなものがありました。
無理矢理何らかの思惑にハマった番組になってしまうのではないかとか、
ことにフジお得意のことさらオーバーに不安を煽ったり、感動的に盛り上げたり、興味本位だったり、
政治的なメッセージに利用されちゃったりしないだろうかと。
わざわざ生放送にしないでも…と思ったのも事実。
でも、そんな心配は杞憂でした。
SMAPはどんな時もSMAPだった。ごめんなさい。
だてに荒波乗り越えてない。自分(達)で考え、行動することを諦めない人達でしたね。

とはいえ、真っ白で何もないセットで黒スーツ姿の5人が映った時は「うわぁ…」と絶句。
続いての5人1人ずつのコメント。
いつも以上に掠れた中居くんの声。
木村くんが目を泳がせながら紡ぐ真っすぐな言葉。
ゴロさんの柔らかい声と優しい表情。
剛くんの正直な告白。感情が先走るのをぐっとこらえた一瞬の間。
慎吾くん…あまりにも痛々しい表情で、まるで自分に言い聞かせているかのような言葉。
彼らの緊張も伝わってきて、正直ツラさを感じる。

でも、その中で和らいだゴロさんの表情と、剛くんの「…寝ぐせ?」な髪型に少し和んだな(笑)
うん…つよぽんの髪型はあれでいいんだろか?
ゴロさんもまたくるんくるんでしたけどね(笑)

コメントの後は「世界に1つだけの花」
ここでこの歌かー。締めで歌ってもおかしくない歌を最初に持ってくるとは。
今回の状況に相応しいかどうかは別にして、やはりスマの歌の中でも1番大きい存在なんだよね。
誰もが知ってる歌だもの。
でも中居くんが最初のソロをつまらせた時は、やはり…と心配がふつふつと。
みんな力が入った歌い方だったし。
そうでなくてもスマさん達の生歌は緊張しますもん…(苦笑)
ここでもゴロさんの笑顔にホッとした。
ゴロさんは意識的に笑顔を見せようとしてたのかもしれませんね。
普段でも癒し効果あるからなぁ(笑)
特に慎吾くんや木村くんが厳しい表情を浮かべてたから、
ゴロさんが笑顔要員になってましたね。
いつもと変わりないよ。大丈夫。そう言ってるようにも感じます。

まるで何かの授業か会議のようなテーブル付きパイプ椅子で、半円状に座るスマさん達。
わわわ。
これまた想定外の形です。これだけでいつもと違うというのをひしひし感じる。
でも1列横並びじゃないのがいい。5人だけなのがいい!
必然的に中居くんがMC進行になるのは若干残念ではありますが
それでも進行しながら自分の意見を発言してましたね。そのバランスもお見事でした。
さすが平成の名司会者!(ふふふ)

地震の時、メンバーそれぞれが何をしていたのか。
まさかそれを聞いて(言って)くれるとは予想せず。
嬉しいな。ファンにとっては聞きたいことですからね。
事務所からの報告があるまでtwitterでも心配の声は上がっていたし
スタッフさんからの間接的な情報で安心したりもしてました。
一番最後まで掴めなかったのはゴロさんで「オフだったのでは?」という意見が多かったなぁ。
案の定オフで「茨城で家族とゴルフ」していたと。
…あながちゴロファンの予想は外れてなかった(笑)
幸いにも直接的な被害もなく、家族(恐らく御両親)と一緒だったのは良かったかもしれません。
それでも影響はあって、帰宅するまで10時間……。
剛くんも慎吾くんも木村くんも、それぞれの居た場所で地震を体感して
被害状況の報道に衝撃を受けたのがよくわかりました。

で。中居くんは何してたんですか?教えてくれてもいいのにー。
木村くんは「氷の上」とな(苦笑)
具体的な地名でなくていいから「北の方で」とか「北海道で」とかじゃダメなんですかね。
(ロケに支障が出てもマズいが)

応援FAXや街頭VTRには、正直「無くてもいいのに…」と思ってました。
とくに今回の一連の報道ではフジの手法に批判も多かったので、またあんな感じでやられたらたまらないと。
でも…予想ほど興味本位やセンセーショナルではなく、真摯で良かったな。
(子供へのインタビューには少し抵抗感じましたが)
何かを感じ、考え、行動することの大切さを改めて気づかされたな…。

ところで。
木村くんが話し出すたびに「時間…」とかハラハラしてしまうのは、スマファンの習性ですか(爆)
あと、ゴロさんが話し出すと、横からほぼ必ず口を挟んでくる木村くん(苦笑)
もうちょっと喋らせてあげてーー。頼む。

FAXを紹介して、VTRを見て、という流れは決まっていたのだろうけど
トークに関しては細かく決めてなかったんでしょうね。
無理に答えを出そうとしてなくても、正直な気持ちや感じた事を話すだけでも
充分伝わるものはありました。
むしろ「詐欺とかやめてくれないかな…」なんて、こういった場でなければ出てこない言葉です。

このまま真面目なトークで終わるのかな…と思ったら、ちゃんと歌があった。ほ。
しかも「どうか届きますように」「がんばりましょう」の2曲メドレー。
「どうか」は予想外でしたねー。しかもフルコーラス。
これはTV初公開なんじゃない?
いやぁ…生歌にドキドキしたよ!(苦笑)いつも以上に力入ってるしね。そりゃ音も外すさ(爆)
だけども、その歌声にこめられた想いがひしひしと伝わってきました。
うん、スマらしい歌だったなぁ。
そりゃテクニックはあった方がいいですよ。でも上手い下手だけでは伝わらないものもある。
それがSMAPが歌う理由なんでしょうね。
「がんばりましょう」では笑顔も出て、やっとリラックスして見れたかな。
剛くんが慎吾くんの肩に手をやってるのはグッときたなぁ…。泣かせるぜアニキ!
5人の中で、こういう時に一番心配なのは慎吾くん。今回もかなり衝撃受けてるのがありありと判って…。
慎吾くん、兄ちゃん達に甘えて吐き出していいんだよ!!

木村くんもこういった衝撃をまっすぐ全部受け止めてしまうから、少し心配ではありました。
でもきっと1番いらだちを感じてたのは自分自身に対してなんでしょう。
だからスマさん達にとっても、生放送で自分の言葉をメンバーに対して話せて
いい機会だったのかも。

木村くん、遠く離れた地で被害状況や物資不足の情報ばかり入ってきてるのは
さぞかしもどかしかっただろうなぁ。
性格的にも、それこそ即行動を起こさなくては!と思うような人だし。
どちらかと言えば、木村・慎吾の2人は被害に遭われた人達のことを
シンクロするぐらい感じてしまってたように見えました。
色々と話を続けている間でも、ふと自問するように考え込んでる姿が映ってましたね。
何ができるだろう。いや、何かをしなければいけないという強い想い。
慎吾くんはそれに増して、あまりの被害状況に打ちのめされていたようにも思えます。
(やはりTVを見続けてたのは良くないよ…)
この2人は感情優先とも言えるでしょう。

その反対側にいるのが中居・吾郎。
今回の発言を聞いていても、できるだけ冷静であろうとするのが感じられました。
もちろん何かしなくてはいけないと思いつつも、自分が出来ることの限界もしっかり見据えている。
今いる立場も、その影響力も判っていて、
自分(達)にしか出来ない事で行動を起こそうと考えているのを感じました。
言うならば理論的。

今回、その2つの中間に立っているように見えたのは剛くんでした。
時には感情的に。時には冷静に。
物事を見つめ、考え、意思表示していたように感じます。

本当のところは判らないけれども、そんな風にバランスとれているのがSMAPの強みなのでしょう。
打ち合わせでも何でもなく。特に今回は役割分担を意識することもなく、自然とこんな形になったのでは。
20年の経験や絆があるんだもん。
もちろんこのバランスも立ち位置も次の状況では変わってくるかもしれませんね。
そして何よりも強く感じたのは、彼ら全員の覚悟でした。
「偽善と思われるのはヤダなぁと思うけれども、そういうのは二の次三の次で」
「僕たちがやれることって、役割って何なのかな」
そう考えて今やれるだけのことはやる。そんな覚悟を感じました。

カッコいいよ。SMAP…。

最小限のセットと照明の中で、発言したり歌ったりするのも勇気がいるでしょう。
そのまま、何もかもがさらけ出されてしまうから。
そのうえ感情を隠さない(隠せない)人達ですからね。
特に木村・慎吾は終始、感情そのものが見えてしまっている。
これは怖いなぁ。
だけれども、そうすることによって、彼らの嘘偽らざる想いが伝わったのも事実。
SMAPの、スマスマの底力を感じさせた番組でしたね。
生放送でよかったな。

ただ注文つけるとすれば、番組中にフジのキャンペーンの告知が入ってたこと。
あれはせめて番組の一番最後に入れて欲しかったよ。
なんかさぁ。フジの便乗を感じて…ちょっとテンション下がった。

で。
スマヲタ的にも楽しめたよ!予想外でしたー。
5人1人ずつの朗読。これはそれぞれの声を堪能致しました。
「がんばりましょう」でのナカゴロっぷりとかさ!(爆)
ちょうどラッキーなことに、「がんばり」はナカゴロパートが2度もあってさ!
寄り添って歌ったり、頭コツン寸前だったり、背中合わせだったり!(萌)
もう毎週のナカゴロは必須事項なんですねー!わーい。



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