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「キャシャーン」見てきました。 感想としては…うん、シネマソムリエの感想に近いかな……。 別にキャシャーンじゃなくてもいいんじゃないかなぁ…って段々声が小っちゃくなっちゃうあたりが特に。 結局二人だけで結論出して問題片付いてないじゃん、とか。 キャシャーンって○様の名前なのに、勝手に名乗っちゃって罰当らない?とかプチつっこみつつ。 なにより新造人間が戦う理由は明確なのに、キャシャーンが戦う理由が良く判らないのですよ。 はっきりいって新造人間にはシンパシーを感じてもキャシャーンにはあまり感じない。 新造人間の実体とか、「本当の敵」の正体とか、ハッとするようなポイントがあるだけにちょっと惜しいなぁ。
それは置いといて、映像はかなりいってます。胸を張ってどこへも出せるレベルだと思う。 確かにお金かかってるなー。 美術コンセプトがロシア・アバンギャルドだと思うんですが、その辺りが好きな私にはたまらない感じ。 ただ気になったのがロシア文字の多用。日本人が支配階級である設定上、日本語中心なのが妥当だと思うんですが。 政府の建物に日本語(漢字)とロシア文字が並記されているということは、公用語としてロシア語も使われていなければおかしいわけで。 でも登場人物は日本人オンリー。ロシア・アバンギャルドを持ってきたからロシア語ってことなのかなぁ。むむむ。 も一つ気になるのが、エフェクトを使い過ぎて煩く感じてしまうこと。 (全ての場面ではないですが)特に人のまわりにオーラのように白い光が出ているのが見づらくて。 ……それってストーリーに入り込めてなかったって事か…。 エフェクトでも戦闘シーンで見られた漫画のようなもの(集中線とか)は、おもしろかった。
ものすごく強く感じたのが「アニメ」「漫画」な映画であると。 CGをふんだんに使っているとはいえ、これほどアニメ的な印象を受けた映画はなかったなぁ。 逆に「アップルシード」は(予告編を見た感じですが)アニメらしさを出来る限り排除しようとしている印象を受けたし。 実写はアニメを目指し、アニメは実写を目指している。 双方のベクトルがぶつかって適度なバランスのとれたものが出来れば、おもしろいだろうな。
どうも後ろ向きっぽいこと書いてますけど、嫌いではないです。 惜しい!ってところです。 もし「見てみたいんだけど…」と聞かれたなら「見なさい」と勧めますね。
ミッチー、かっこよかったー!唐沢さんも宮迫さんも良かった。 三橋さんには意表をつかれました。GLAYのお二人もばっちり出てましたね(笑) やっぱりGLAYファンは見に行くんでしょうな。 いずこもファン心理は同じなんでしょか。
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