IndexPastWill

2003年12月21日(日) 記憶

あの頃 確かに私は決意して
行動しようと思っていたのだけれど
結局それは実行されることはなく
その事実は 心の奥深くに封印したはずだった

でも その扉はいとも簡単に開けられて
私は 流されることを選んだ


あの頃 あんなに望んでいたものが
すぐ手の届く場所にあるというのに
それは決して触れてはいけないもので

近くにあるのに
手を伸ばせば すぐに届くのに
私は 触れることはできなかった

見えない壁が
触れることを 拒んでいたから


ずっと 後ろ姿しか見ていなかった
なのに 最後に振り返った笑顔だけが
軽く触れた唇の感触だけが
記憶の片隅にこびりつく



だからお願い
早く記憶を塗り替えて・・・・



IndexPastWill
MailMy追加


Photo by おしゃれ探偵
Y