Index/Past/Will
あの頃 確かに私は決意して 行動しようと思っていたのだけれど 結局それは実行されることはなく その事実は 心の奥深くに封印したはずだった
でも その扉はいとも簡単に開けられて 私は 流されることを選んだ
あの頃 あんなに望んでいたものが すぐ手の届く場所にあるというのに それは決して触れてはいけないもので
近くにあるのに 手を伸ばせば すぐに届くのに 私は 触れることはできなかった
見えない壁が 触れることを 拒んでいたから
ずっと 後ろ姿しか見ていなかった なのに 最後に振り返った笑顔だけが 軽く触れた唇の感触だけが 記憶の片隅にこびりつく
だからお願い 早く記憶を塗り替えて・・・・
|