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2003年12月19日(金) 自虐

返ってくる答なんてわかっているのに
その言葉で 自分がどれだけ傷つくのかもわかっているのに
それでも私はあえてその言葉を引き出そうとする

 『万が一』
 『もしかしたら』

そんなことは絶対にあり得ないこともわかっているのに
無意識のうちに抱いてしまいそうな そんな思いを
粉々に打ち砕くために

なのにそれは見事に無視されて
私の言葉は宙に浮いたまま

ずるいのね
ある意味 正直だとも言えるけど


言葉を信じて 一度は決意した行動
あのとき それを実行せずに封印したことを
後悔したことなどなかったのに
鍵はいとも簡単に開けられて


傷つくことがわかっているのなら
何も訊かなければいい
知らないふりをして わからないふりをして
流されればいいだけの話
そうすれば 傷は最小限で防げるはず

それでも
敢えて私は傷つく方を選ぶ


傷つけられる前に
自分で傷をつければいい

そうすれば 痛みににぶくなるはずだから


いっそのこと 痛みさえ感じられないほど
ずたずたに傷ついてしまえばいい

そうすれば 感覚が麻痺して
少々の傷じゃ 痛みを感じなくなるはずだから


もう 鎧なんていらない
だから・・・・・



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