日記帳

2007年06月22日(金) 見透かされる

幼稚園は先生方の研修とやらで昨日今日とお休み。チャンスとばかりに大学病院に向かう。

初診は予約取れないので、直接受け付けにゴー。紹介状もなし。いつもこんなパターンだな。

カルテを作ってもらうまで待ち、身長体重測定まで問診表を書いて待ち、予診まで待ち、本診まで待つ。どうってことないぜ。想定の範囲内だぜ。

本診の診察室に入ると、穏やかな声で「はじめまして。担当の・・・」と先生が名乗ってくれた。ああ。あなたに会いたかったのよ。転院するたびに、診てもらいたい先生にキメウチするカーサン。

紹介状や今までのカルテが皆無なので、発症からの経緯と現在のコントロールについて話す。そしてこちらに来て最初の病院で、希望のブツが処方されないのが困るので、と転院の理由に及んだところ「開業医さんなんでねえ」とやんわり。いい。その反応はいい。←カーサンちょっとおかしいね?

幼稚園での受け入れはスムーズだったか、と尋ねられた。これこそ予想外の質問だ。患者の状況を想像できる先生なんだな。いいね。←そればっか

そして希望のブツも潤沢に処方してくれた。センサーの数で「100枚(箱で言うと4箱)で1ヶ月ぎりぎりなんです」とおずおず切り出すと「じゃあ5?6?」いやあのそんな太っ腹な。「・・・5箱ください・・・」センサーの数で遠慮したのは初めてだ。
※そのセンサーも、本当は小児科でなく内科で扱ってる範囲のブツなんだけど「全然大丈夫ですよ」と気前がよい。

なんかねー。そろそろカーサン、自分の見る目というか、第一印象を信用してもいいかなあという気がしてきたよ。

相手もたいがい年上の先生だからね。先生も己の発する印象に責任持ってよね、と思ってもいいのかなあと。

もちろんそれはカーサンにも言えることで、果たしてどんな第一印象を与えたことか。

今日みたいに紹介状も無しに飛び込むという初診の取り方は、もしかしたらドクターショッピングに近い行為かもしれないと、自分でも思っている。

発症からの経緯を説明してる途中、前回の東京でも転院について「それはまたどうして?」と理由を尋ねられ「ええとそのう、合わなかったというか、患者の好きにさせてくれないというか」と身も蓋もないコメントをしてしまったカーサン。他にいくらでも言いようがあったろうによー。

メガネの向こうから穏やかな視線で「またやってんのねえ」と見透かされたような気がして無性に恥ずかしくて身悶えたのであった。清い人に出会うと、こちらのヨゴレが浮かび上がってたまらんねえ。

診察までの待ち時間は想定の範囲内であったが、診察後の持病故の手続きがヒッジョーに煩雑で、そして会計が120人待ちってアナタ。これが「大学病院?待つのよねえ」という幼稚園ママ情報の出所だと納得しつつ、それでも満足して帰途についた。

一歩前進。いや、十歩くらい進んだかも。うれしい。


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