日記帳

2006年05月18日(木) かぎ針編み

実家の母は、おさげ髪の時分に結核だかなんだか(「千年も万年も生きたいわ」って結核よね?)で長期静養した折から、編み物という趣味を見つけたらしい。以来、編み棒もかぎ針も、片時も彼女の手許を離れたことがない←ほんと、過言でない。

目はテレビでラグビーを見ながら、手はせっせとセーターを編む、そんな母親を持つと、娘としては編み物から自然遠ざかってしまうらしい。カーサンが編まなくてもね、全部ばばが編んでくれるから。そう思ってしまう。
※高校生になって、市販のセーターを初めて買い、その薄さに感動した覚えあり。

それでもカーサン小学生中学生の頃、何度か編み物にトライしたのだ。でも身近に見慣れている自分の母と比べて、そのたびに挫折。いつのまにか増やし目、台形に編み上がるマフラー。片足で投げ出したレッグウォーマー(当時憧れたのよ、レッグウォーマーなるものに。ほら、翼クンもしてたし)。

おかげさまで編み物に対する苦手意識ときたら、相当なものだった。

ええ、「だった」と過去形で申し上げます。カーサン只今かぎ針に夢中。

タカモリトモコさんのあみぐるみの本と、かぎ針と糸を衝動的に同時買いしたのがきっかけ。「ルックン」から、ずっと注目していたタカモリトモコさん。「編み物は禁じ手」とばかりにけっして近付かないようにしていたのだが、なんて言ったらいいのか、我慢が限界に達したとでも申しましょうか。

失敗続きだった小学生の頃には出来なかった、糸の引っ張り加減の調節も、「針を入れるべき目を読む」ということも、おとなになった今だから、なんとか理解できるんだなあ。トライするのが早すぎ、目標が高すぎだったのだ、きっと>小学4年生手芸部所属のカーサン。

棒針編みはまだ未知の世界のままだけどね。今はかぎ針を満喫したい。そうとも、機は熟した。たとえ肩が凝ろうとも、目がちかちかしようとも←ダメダメだね・・・。


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