日記帳

2006年04月19日(水) 初りつこさんち

りつこさんちに娘とふたりでお邪魔した。

頑張れば自転車で行ける距離なんだが、途中でお腹がぴーひゃら言い出したら漕げるものも漕げん。地下鉄乗り継いでゴー。「自転車でなら10分と少しのキミの家なのに」というマッキーの歌のようだ。

教わった道順どおりに歩きながら「もうすぐゆいちゃんちだよ」と娘に声を掛けたら「ちびくんちはどこなんだの?」と言う。二人でワンセットと覚えているようだ。ちびくんちはまた今度(←勝手に決めるな)。

朝の10時からお邪魔して、夕方17時すぎまで居座る私達。その間、アツロ氏は仕事部屋に軟禁ですよ。ごめんなさい。「リビングに出てこられないのって辛いんだよ?」と夫に言われました。

初めてのりつこさんち。落着くってこういうことなんだな。お尻に根が生えそうだった。いや生えていた。こんなにしっくりきてしまっていいのだろうか。

大人はほとんどずっと食べ続けていて(なにもかもうまかった)、オコサン二人はゆっくり意気投合し、そのうちコマネズミのように遊び始めた。ああ、なんて楽しいの。

りつこさんの力作を食い入るように拝見し、次々出してくれるハンドメイド本を読み漁り、カーサン大満足。

途中でしーなちゃんが学校から帰ってきて、ひょろりとご飯を平らげ、風のように遊びに出掛けていった。普段4歳児ばかり相手にしているので、おばちゃん緊張してしまった。ついついじーっと見てしまい、しーなちゃんもさぞかし・・・。すまなかった。「少女」の気配にどきまぎするなんて、カーサン本格的におやじ化してるね?

ゆいちゃんが「おねえちゃん・・・」と慕う様子がほんとに愛らしくて、姉妹っていいなあ、としみじみ。一直線だなあ、妹の気持ちは。

ビデオでも観ようよ、とゆいちゃんが誘ってくれて、娘が選んだのは「千と千尋の神隠し」。えええ。と思いながら、ハクがくれたおむすびをぱくついて、千尋が大粒の涙を流し始めるシーンでカーサンもついぽろぽろ。このシーン弱いんだよー。オコサン二人に「何故泣く?」と笑われる。りつこさんは気持ちよさそうにうたた寝していた。そして復活。これですよ、これ。

豚になってしまったパパママの行く末が気になって仕方ない娘、最後までちゃんと見て、元に戻ったパパママの姿のほっと安堵していた。もし途中で中断していたら、いつまでも気になって気になって、夜泣きしてたな、きっと。
※大丈夫でしたよ。朝までぐっすり。

エンドロールが始まって2秒くらいで「おわりだよー」とテレビのスイッチをぱちっとオフしてくれるゆいちゃん。素敵だ。

ゆいちゃんのピアノ聴きたいなあ、とリクエストしたら、「だって恥ずかしいもーん」とへなへなと崩れ落ちてしまった。素敵だ。

スパークしすぎた娘がエネルギー切れを起こしそうだったので、帰りはタクシーで。ほら近いし(誰に言い訳)。

タクシー拾えるところまで、と送ってくれたゆいちゃん、おお、乗る気まんまん。今にも車内に足乗せそうな勢いですが。「ゆいちゃんはタクシー乗らないんだよ」と大人二人になだめられた瞬間の「そんな馬鹿な!」というリアクションがたまらない。あのあと大丈夫だったんでしょうか。
※ちなみにあんまりイケてないドライバーさんでした。道間違えやがった。

娘は「ゆいちゃんとおかあちゃんごっこちたのがたのちかった」そうです。また遊ぼうね。遊んでね。


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