日記帳

2006年04月11日(火) 総会ビフォーアフター

総会当日、娘の腹痛で近くの内科小児科へ。娘の「おなかいたい」は、悲しいかな日常茶飯事で、が、カーサンこの頃うんざりより先に「おお、よしよし」と思えるようになってきた。

フツー逆ですかね?でもあまりにも頻繁かつ、夢中になれることがあれば訴えてこない、という状況が続くと、ため息つきたくなるんですよ。ええ、鬼母ですがなにか。

風邪を引いているのは確実で、コントロールが安定しないせいもあるだろうけど、もしかしたらお腹に来る風邪かもしれない。医者が開いてる土曜日のうちに行くべし、と初診で行ってみた。ほら、大事な総会の前に安心しておきたいし。ふぉふぉふぉ。
※総会行けないかもなーとも思ったよ、念のため。

我が家の周囲は小児科と耳鼻科は及第点なんだが、内科不毛地帯。幼稚園ママの口コミでも足りず、ネットで検索して唯一評価のよさげな内科を発見したのだ。

前置きが長いな。

そして家を出る前に打った分が効きすぎて、待合室で低血糖を起こしてしまう娘。それはもう大騒ぎですよ。これは仕方ない。仕方ないことなのだが、やはり肩身が狭い待合室。

ジュースを飲ませて効果待ちの状態で診察室へ。

初診でかかるとき、持病について医師からどんな反応がきても驚かないよう、「さあ来やがれ」くらいの意気込みで臨んでしまうカーサン。今回のおじちゃん先生はとんちんかんな質問は無し(遺伝だの原因だの)、淡々と現在の状況についていくつか尋ねられた。おお、すてきな肩透かしだ。

そしてまさにたった今、低血糖症状を起こしており、とか、日頃から腹痛はあるのだが、今日の腹痛は風邪由来ではないか、とか、訊きたいことがすんなり言えた。

するとおじちゃん先生から、まず日頃の腹痛について「そういうことってあるんだよねえ」と受け止めてくれ、持病の中でもコントロールの難しいとされる型ではないか、という言葉が。同情するでもなく、叱咤するでもなく、もしかしたらそうかもね、という静かな指摘で、カーサン実は診察室を出たあと泣けてきた。

と、同行した夫に話したら「誰も悪くないってことやな」と言う。そう。そうなのよ。娘も悪くない、カーサンも悪くない。あ、日頃の腹痛についてね。

「おなかいたい」という娘の言葉、嘘ではないのだ。ほんとに痛いんだと思う。気が張っている間はやり過ごせるけど、ほっとすると気付いてしまう痛みなんだろう。娘を疑うのは辛い。

今日の腹痛も風邪とは関係なし、温めてあげること、うん○と関係あるから注意してみること、と診断され、気休めになるなら、と小児用の総合感冒薬を処方してくれた。ほっ。

ま、指摘された型についてあとからじっくり調べたところ、娘はあてはまらないらしいけどね。ははは。ちょっと違うみたい。

ただ、静かな指摘の中に、ねぎらいとか応援を感じて勝手に嬉しくなってしまったのだ。患者の説明を否定しない、共感する、それだけで患者がいかに救われるか、実感してしまった総会ビフォーの出来事でした。

そんな状態の娘を「よろしく」され、寝かしつけたあとマーライオンされ、洗濯し、泣かれて添い寝して撃沈し、でも夫よ、それが幼児との日常なんだぜ。ええ、鬼妻ですがなにか。いえいえ、おつかれさまでした。

こういうシチュエーションに罪悪感を感じなくなったカーサン、成長だと自分では思っているんだけどいかかなもんスか。

===

長いな。アフターね。

総会の夜、娘が夜泣きでカーサン睡眠不足。夫も調子の悪い娘とふたりっきりの時間が堪えたのか寝坊。

たしか今日は夫のお楽しみ、テニスの日じゃありませんでしたか。

よせばいいのに、夫が「一緒に行くか?」と娘に訊く。行くって言うに決まってるじゃない。こんなに風邪全開の娘を連れていく気か。

渋るカーサンを押し切って家族全員で出発。ええ、カーサンもですよ。なんでやー。

しかも以前のようなお気楽公共施設テニスコートではなく、会員制のコートで、10歳以下は入場禁止なんですが。娘と二人、駐車場でミニテニスまがいをして遊ぶ。・・・けっこう楽しい。おや?菜の花咲いてるし。風なくて暖かいし。

家にこもっているよりよかったかな、と思うものの、「このあと悪化するんだよ」と悲観カーサンが囁く。うーん。うーん。

しかもテニス終了後、ファミレスでお昼ご飯を食べた。全員参加で。

夫の会社方面の集まりで、お若いねーちゃんがいっぱい。ななな何話せばいいのかしら。おたおたして無言になるカーサン。だめねえ。

「家にいるよりよかったやろ」と帰りの車中で夫。「まあねえ・・・」と濁すカーサン。いつものことだ。荒療治派にはかなわねえ。

悪化もしませんでした>娘の風邪。ただ夫とカーサンが風邪引いた。そんなオチかよ。


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