昨日帰宅した夫に「(去年の)今日入院したんだよな」と言われるまで、それを忘れていた。朝から役員会だの昼まで懇親会だの、午後はMちゃんをお招きするだの、やけにばたばたした一日だったから。
その前の週末に、娘の前歯に穴が開いているのを発見し、「抜くに違いない」と悲観が膨らんだついでに「そろそろ1年経ちますね」と入院前後の記憶がぶわーっと蘇って暴発。既にそういう大波が来て済んでいたから、ってのもあるかもしれない。
一番鋭く鮮明に残っている感覚は、近所の小児科からN大I病院の小児病棟に落ち着くまでの数時間だ。
採尿したいのに出なくて、自転車でうろうろしたこと。
コンビニでおにぎりを買って、自転車に乗せたまま食べさせた公園の木陰。
あらかじめネットで調べて覚悟していた病名だったのに、やはり後頭部ハンマー一撃的ショックを受けたこと。
N大I病院までのタクシーから見たあじさいの花の色。
運転手さんがずーっとあじさいと酸性アルカリ性について語っていたこと。
一通り入院に必要な検査が済むまで、何度か衝撃波みたいなものを受けながら、しかしここで泣いてる場合じゃないと気丈な母のふりをしたこと。
夫が病室に来て、点滴や導尿でチューブをたくさんつけて横たわる娘を見て泣いたこと。
その涙を見て、ようやく「泣いていいんだ」と思ったこと。
いつでもここまでの一通りの流れが、どどどっとひとまとめになって押し寄せてくる。大概ノンストップなので困る。
6月は嫌い、あじさいは嫌い、入院の記憶とリンクしすぎているから。否応なしに思い出させるから。などと思って泣いたりした。夜だったし。カーサン1人盛り上がってしまった先週末。
ちなみに娘の歯の穴は埋めれば済むことらしく、大事には至らないと、本日かかりつけの歯医者談。ひと安心。
6月7日は、娘が入院した日でもあり、長いつきあいの友達の誕生日であり、姪の誕生日でもある。二人の誕生日にそれぞれメッセージを贈りたかったのにな。少し遅くなるけどカードを送ろう。
ほんの数日前とは手の平を返したように、何故かしら、あじさいの花も嫌いじゃない。6月も。
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