言葉的遊戯
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今日、とあるお店にいってみると、オーナーが「腰痛い?」って突然聞かれた。 「いや、今日は痛くないです」って答えると、「腰痛持ち?」って続けざまに聞かれた。 「まあ、そうですね、腰痛持ちですよ」って答えると、「よし、こっち来て!」っていわれて、2階にあるオーナーの家に向かった。 2階に上がると、見るからに怪しげなおっさんがいた。 「カレ、腰が良くないみたいで」ってオーナーがいうと、怪しげなおっさんはおもむろに立ち上がって、 「よし!」っていって、突然僕の背中に手をやった。 見るからに第一声、「君、顔色悪いで!」っいいよった。 なぬ?って感じ。だってさ、今まで生まれてこの方、顔色が悪いとかいわれたことないし。 「君、肝臓が悪いな」っていったから、「ええ、酒飲みですから」って普通に答えた。 この答え、かなりおっさん的には気に入らなかったみたい。何としてでも肝臓が悪いのを証明するために、 「血行障害もあるかも知れない、君は心筋梗塞でいつ死んでもおかしくないよ」っていいやがった。 まてよ、おい、初対面でいきなり死ぬって何事?って感じ。 「ここ押したら痛い?」って肩胛骨のあたりをぐいっと押した。 「まあ、痛いですね」って答えたらめっちゃうれしそうやで。でもさ、押せば痛いでしょ? 何も感じない方が問題じゃない?っていいたいところだけど、あまり突っかかっても仕方がないから、黙っておいた。
でもね・・・、
でもね・・・、
「でも、押したら痛いもんですよね」ってこともあろうに、僕はしばらくしたらいってしまったんだよ〜。 おっさんはさらに向きになって、もう片方の肩胛骨を押した。 「どう?」っていわれたから、「さっきよりは、あんまり・・・」っていうと、これまた自慢げにいうんだよ。
「ほら、やっぱりね!、悪いんだよ!」
なんだか胸くそ悪くなってきてね、負けずにいってしまったんだよね・・・。
「でも、最初に押せば感覚が残って、次に押した方が同じチカラでも弱く感じるのでは?」
僕もやめておけばいいのにこんなことを言ってしまって、おっさんとの空気はかなり険悪に・・・。 おっさん的にも引くに引けないから、何としてでも血行障害を証明したいみたいで、 右の親指と人差し指で輪を作ってくれ、という。 やってみると、おっさんがその中に自分を指を入れて、両極に裂くように引っ張るわけ。 「チカラ入れて、離れないようにしてね」っていわれるから、チカラ入れるけど、そりゃ離れますよね。 「じゃあ、今度は左の指で肝臓を押しながら・・・」っていわれて、指を肝臓のあたりへもってこられた。 そして同じことをすると、指が簡単に離れちゃうんだよね。 「ほらね、これは肝臓が弱ってるんだよ」っていいやがる。悔しいけど、何もいいようがないから黙っていたけど、 勝ち誇ったようなおっさんの顔がどうしても許せなかったね・・・。
「まずは、血の巡りをよくすることが大事。病院で見てもらうなりしないとね」っていう。 そういわれてもって感じだけど・・・。時間もないことだし・・・。 「まあ、そういう場合はこれを下げるといいんだよ」っておっさんが胸元から取り出したなぜのネックレス。 「これをつけているだけで血行促進につながるんだよ」っていうんだもの。結局それが売りたかったのか?って感じ。 まあ、別に僕は何もかわないよって顔して他人事みたいにしていたから、聞き流してその場を去ったけどね。
★昔の僕はこんな日々を送っておりました!★
2002年08月12日(月) 紳士なガソリンスタンド
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