言葉的遊戯
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2003年07月09日(水) 無言の空間

おしゃべりの僕にとって、無言でいるって言うのは結構辛かったりする。
でももちろん話す必要のないって言う場面もある。
「何か話さなきゃ!」って時もあるし、「別にしゃべらなくても」なんて言うときもある。
今の彼女と付き合い始めたとき、お互いに何かしゃべりつづけていたような気がする。
彼女は「何かしゃべって」なんて言うこともあったし、僕は「何かしゃべらなきゃ」って思うことが多かった。

でもいまはどっちかっていうと、別に話すべきときにはなせばいいじゃんって感じになってきている。
無言でもそこにいるという事実で十分にいろんなことが満たされてくるという感じ。
僕は今まで付き合ってきた女の子との間においても、会話が途切れるのを嫌うことが多かった。
前の彼女とは、いざ電話しても電話してみて気がつくのが「何を話すべきか分からない」ってことが別れの方向へ導いたとさえ思っている。
まあ、最初からそういうわけではなかったけどね、3年近く付き合って、最後の最後にそうなったってことね。
今の彼女とは、何も話さずに「ぼ〜」っとしている時間も全然苦痛に感じなくなってきた。

そんなん、普通でしょ?

なぁんて思わないでね、そういうのさえ出来ない不器用な奴だっているんですから、世の中にはね。
今までの恋愛では、周りさえよく見えず、全力疾走で走りつづけていた、という感じがする。
でも、今は違う。冷静に周りを見れる自分と、熱くなれる自分を上手に使い分けられているような気がする。
だからこそ、今までと違いすぎて、ものすごく不安にある自分がいるのは事実だけどね。
「チェンジ・オブ・スペース」ってことがある。一般的に使われるのではなくてね、ラグビーの用語であるんだけどね。
ミスターラグビー・平尾さんがよく使っていたんだけど、全力疾走でボールを持って走ると、
当然、ディフェンスがつくよね、そこで平尾さんは全力疾走で走っているのに、突然ペースを落とすのね。
ディフェンスは一瞬たじろいでしまうのね。「え?」って感じで、一瞬の隙が出来ている間に、
平尾さんはディフェンスの足がトップスピードでなくなっている間に、一気にトップスピードに加速して、相手を振りきるのね。
分かっていても、止められないっていうんだけど、まあスタンドで見ていてもそう思います。
例えは変だけど、今の自分はそんな感じですね、きっと。猛烈に走るときは走っているし、でも緩めるときは緩めてる。
そしてそれを自分で意識的に出来ている、そんな感じ。
いつのまに、こんな自分になってしまったの?なんて思うんだけど、ある意味では前の恋愛の後に、
次の恋愛に急がず(正確に言うと急ぐどころか、腰も上がらないほど、ココロは死に体でしたけどね)、
じっくりと当時の自分を見つける時間を持てたことが、そういう今までにない自分を作れる環境に追いやったのかも?
もしかしたら、この年齢になったら身につくのかな?

寒くならないうちに、彼女とのんびりと公園の芝生の上で、まったりと何も話すことなく、ボーっとしてみたいですね。
そんでもって、何も語らないのに、なんとなく伝わるものがある、みたいな〜。






↑そういう問題じゃないって???

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2002年07月09日(火) セミ!うるさいわい!



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