言葉的遊戯
DiaryINDEX|past|will
2002年09月08日(日) |
続・10年たってもバカはバカ |
結局のところ、僕らは2次会の司会者が前にたって、 「さてみなさん」っていうころには全員が顔を赤らめる程度まで飲んでいた。 きっと、僕が新郎や新婦の友達でこの光景を全然違う視点で見れていたら、 「いったい、なんなんだ?こいつら?」 そう思うだろうね。絶対にそう思うに違いないはずだ。
ピッチャーが2つもテーブルにあって、 全員が他のテーブルの人はグラスなのに、タンブラー使ってお酒飲んでいて、 誰よりも大きな声で話をして・・・。 最初に壊れだしたのは、松江。 まあ、高校時代からアルコールが入ると(まあ、もう時効だからいいでしょう)、 必ず最初に壊れてしまうやつだったけど、 今回も同じだった。 そこいらの居酒屋で大声出してるおっちゃんと同じ感じだね。 オヤジギャグ全開でしゃべり倒す。
もう10年前のクラブ活動しているときの雰囲気、そのまんまって感じ。 とりあえず全員がしゃべりたいままにしゃべる。 すでに2次会のパーティなのか、どうかさえもわからないくらい・・・。 不思議なものです。 10年間会わなかった奴らといったい何をはなすべきなのか、ということさえ、 行くときには考えていたけれど、それは実に無用なことだったのかもしれない。
今、何をしていて、何かしらの仕事の悩みを抱えていて、 これからの将来に向けての展望がどんなで・・・、なんていうのは知っても知らなくても どうでもいいことであるのだ。 今っここにいて、実に懐かしいやつと、昔と変わらぬノリではしゃいでいる、 きっとそれだけでいいんだろうねえ。 「今、何してるん?」 そんな問いかけはあるにしても、それはそれだけのこと。 結局はそれはただの話し始めのきっかけにすぎないのだ。 別に目の前に座っているやつが今どんな仕事をしていて、どんな悩みを抱えているかは、 今のこの瞬間においてはたいした問題ではないのね・・・。
いくつかゲームやらが繰り広げられている間も、バカ騒ぎを続け、 最後に新郎、新婦の両親からの手紙を朗読する時間へ・・・。 さすがに我々もトーンダウン。 うん、いい感じだよね。こういう瞬間。 きっと来年あたり、周りの奴らが結婚して、2組程度は 「なあ、のびぃ、2次会、頼んだで」って行って来そうだから、 こういうのは参考にしておかないとね・・・。
もうすぐ2次会が終了って言う時点で、西川が突然勢いづいている。 「なあ、おまえら、いくよなあ!」 高校生の時と全然変わらない勢いで突っ走る瞬間の西川の顔つき。 誰も何も答えないままに西川は他のテーブルへ消えていった・・・。 左の薬指のリングをはずしてね・・・。
「なあ、おまえら、女の子誘って3次会いくよな」っていうのが、 西川の言いたかった本意であったんだろうけど、 他のみんなはどうかは別にして、のびぃは「そんなんどうでもいいやん」って感じで。 こういうところで女の子に知り合うのが抵抗感じるとかそういうことではなく、 今日はそういう気分ではないって言うことなのね。 せっかく10年ぶりの連中に会えたのに、なんでこのあと盛り上がるかどうかわからない よく知らない女の子と飲みに行くわけ?って感じにね。 あちこちで必死になってナンパする西川。 でも、8人の男にたいして、8人の女性を探すのはかなりの難関。 西川の必死のナンパが続きます。
一方、野郎たちは?っていうと、エレベーターホールでめいめいに アホトークを連発し、大爆笑の連続。 そして走り寄ってきて、ついに怒鳴る西川。 (西川はいつも怒ると怒鳴り散らしていたからね) 「おまえらさぁ、せっかく女の子が行こうかっていってくれてるのに、なんでおまえら、 援護射撃さえないんだよ!」 まあ、たしかにそうかもね。 でもね、きっとのびぃと同じでみんな今日という日はそういう流れではないんだと思うよ。 でも、ナンパに精を出す西川。 なんでこいつ、そんなにがんばるねん? 「そりゃ、嫁のいぬ間にってやつちゃう?」 西川だけがみんなの中で結婚していて、家は東京にあって、 まあいわばこっちに来ていると言うことで、「プチ・独身」をやろうとしてるんだろうけどね。
結局、女の子たちには非協力的な男性陣のおかげで?、逃げられてしまい、 みんな、そのまま「天狗」で飲み直すことに・・・。 元ラグビー部、ごっつい連中が8人、テーブルに狭さ満開で腰掛けて、 「カンパーイ!」 飲み直しがスタートです。 とりあえず勢いだけが取り柄だったやつが多いですからね、ラグビー部。 進学校のラグビー部に喜んではいる、変わった奴らですからね。 そりゃあ、飲んでおかしくなっても全然問題ないよ。
勝手に誰かが注文したオーダーが到着。 「なんで、いきなり牡蠣の焼いたのんとか、頼むかな???」 ほんまに最初からそれか?ってオーダーが連発の中・・・、 「軟骨唐揚げね」 そうそう、これですよ。こういうのがないとね・・・。 でもね、ふつうのオーダーなんて最初だけやった・・・。
「焼きサンマ、3」「ネギトロ巻き、3」「水割り、8」「梅酒ロック、8」・・・、 なんでこうも倍数ばっかりになるわけ? のびぃなんかはそうだけど、飲むとあまり食べれなくなってしまうんだけど、 どうやらみなさんはそうではないようです・・・。
「軟骨からあげ来てないで」って言いながら、軟骨からあげをむしゃむしゃと食べる松江や、 「おまえ、弱なったなあ」って言いながら、キャップ綿井をからかう佐藤、 佐藤の挑発に「おまえ、やるんか!」って切れる綿井。 「オレの水割り、なくなった、お姉さん水割り、8」って突っ走る西川。 みんなの注文したお酒を自分のまえに集めて、飲み比べして楽しんでいる呉ちゃん。 「頼むからええ加減してくれや」っていってみんなを沈める和田。 綿井と佐藤のいがみ合いを両脇抱えて止める、和田とのびぃ。 周りのテーブルの人たちは「なに、こいつら?」みたいな顔をするし、 店員さんは「いるんだよね、こういうのって」みたいな表情だし・・・。
最後には何かあるたびに、松江と綿井がキスし始める有様・・・。 酔っぱらってるにもほどがあるぞ、おまえら・・・。 やっぱり試合の時でもそうやったけど、のびぃは一歩引いてチームを見る立場なのね・・・。 2時間、好き放題やって、「もうでよかぁ」って言い始めると、 「よっしゃ〜、風俗や!」 「あほか、なんでやねん、もう帰るぞ」 しらふでマジ返しするのびぃ。 もう秋だって言うのに、汗まみれ、のびぃ・・・。 なにしろデカイ奴らばっかりだからね。 暴れる奴らを押さえている間に、太股の筋、違えちゃったよ。
結局もうすぐ最終電車って感じで帰ってきました。 暴れる奴らを押さえたり、思いっきりのんだせいで、 思いっきりからだが痛い、のびぃ。 疲れ果てたせいで、帰りの電車で2次会の時にいた女の子が ホームにたっていても全然声かけないようになっていた。 絶対にいつもののびぃだったら、 「2次会の会場で会いましたよね?」とかいって、 お近づきになろうとするのだろうけど、 もうそんなことどーでもよくなっていたのね。
駅からは抜け殻のような感じで歩いていたよ・・・。 でもきっと、また会いたいんだろうね。 次、誰かが結婚するときにまた集合して、今日みたいにはじけるのかな? まあ、全然いいんだけどね。たまにはこんなのも。
★昔の僕はこんな日々を送っておりました!★
|