金糸雀...無法地帯
DiaryINDEXpastwill


2004年03月07日(日) 逆転生活真っ盛り。

です。
もうホント…今日は起きたのPM6時半ってのはどういうこったー!(やんややんや)
昨日寝てないから、今日に全部きた様子。

んもぅ、妙な夢も見るし…!
夢に浸かっているとホントに寝ている時間が延長しまくります。(汗)
起きなきゃ、…とは思いつつその夢に徹してしまう、という。(救い様が無い)
その夢の中の設定で必死こいてるんですよー。
おきてみると、

「何やってたんだ、自分」

と、あきれ返ってしまうのですが…。(。´ロ`)


不思議なもんです。


本日はそんなこんなでネタもないので。
(ていうか活動時間が少ない)(起きてすぐに夕食ってどうなんだ)
夢にいきましょう。
そして昨日のキャパ不足ー(汗)
参った、ごめんなさい、すみません。
シュル夢を今日ここにアプです〜。

昨日あげたケン夢を自分で見てみたら、
ケン夢が長すぎたのが原因の一つだと思います。(ボーン)



- 026.現実虚無 -


「ん、…んんっ…!むぅーーーーっ…!!!!」


橙の髪に頬をくすぐられ、避ける様に髪をすくう。
片方の手では

トントントン…

と先ほどから「ギブアップ」を示していて。
それから、



「…ぷはぁあ……!!!!」



ハァハァ、と肩で息をする頃にようやっと唇が離された。



「むぅううー……軽いのって言ったじゃなーいー!」



ぐぐぅうっと首筋に手をかけた。
単なるじゃれあい。
けれど、






「殺すつもりもねーくせに首手ぇかけんな。」






皮肉をたっぷりこめて、口元には笑みを浮かべて言い返される。


「もぉ、…じゃれあい、でしょ?」


しゅん、と肩をおろして拗ねるように唇を突き出す。
途切れ途切れな言葉からして、「力」を使わずとも彼女の不安が手にとるように分かった。



「じゃれあいだっていつかは終わりの時が来る。
今のキスみてーにな。」



くつくつと喉で嘲笑った。
彼女はその笑いは好きだと言った。



『 一番シュルディッヒらしいもの。好きだよ。 』



そう言って笑顔う。
皮肉は通用する。
だけど、彼女のいう言葉には皮肉など無くて。
それがまた、自分の感覚を狂わした。



「いつか、うん。いつか…終わりがくるけど。」



ぎゅ、と抱きしめるのは目の前にいる彼ではなく自分の膝。
ちぢこまるように、体育座りをした。




「現実のように、自分が見る現実みたいに…制限があるけど。」




ころん、とそのまま体重を隣のシュルディッヒに移して、寄りかかる。




「そのうち存在しなくなっても、でも…今は私の中にあるもの。」




す…、と彼女が瞼を静かに伏せたのが見える。
ふと、心が動かされた気分になった。
手を伸ばして、肩に手を回した。
瞳を伏せた彼女が消えてしまわないように、


繋ぎとめたかったのかもしれない、


…とらしくないことを思った。




それでもこいつは、「俺らしい」というってのか?




自嘲が浮かぶ。







「今、シュルディッヒとじゃれあった暖かな気持ち。
私の中にあるから。」






トン、と自分の胸元に手を交差してあてる。









「だから、大丈夫なの。絶対。」









『 消えてしまうものだって。





それを、覚えている人が居れば。





大丈夫、怖くない…。 』






心が見えた。

きんいろの、光と一緒に。






「そーかよ。」






勝手に言ってろ。

そうは思ったが、口には出さなかった。

出せなかった。



存在している”彼女”という存在を。



大空のような、大きな、存在している”彼女”を。




傷つけたくないと、一瞬、願ったから。


〆が甘い感じがします。(くっそー)
でも書いていたら、「あ。こっちの題名のがいいかもー!」となりました。(爆)
最初は上の「悪戯」シュルディッヒバージョンでした。(わははっ)






↑エンピツ投票ボタン

My追加


白兎 |MAIL

My追加