金糸雀...無法地帯 DiaryINDEX|past|will
昨日こっそり、サイトにアップした後の夢100以前の日記を削除☆(☆…? でも考えたり落ち込むところはありますけどね。 夢100題! 昨日あれから書いたもんなんですが。(笑) 今回は珍しくケンでなく(ホントにな)……予告通り啓介さん夢で!(爆/変わらんがな) CDの影響もあり、ゲームの影響もあり、久々に見たテレビの影響もあり。 またもや義兄妹。 この設定大好き、というかうちはその設定で行こう。(爆 統一統一♪ 「068.電話越しの君」です。 - 068.電話越しの君 - RRRRRRRRR…。 「あ、お兄ちゃん?」 『ぁ?お前…なんかあったのか?』 私は「何かあった時ように」、と緊急連絡先として啓介おにいちゃんの携帯番号を貰っていた。 「お前って変なトコ、生真面目だよな。」 と呆れてるんだか、苦笑なのがわからない顔をして啓介おにいちゃんに言われながらも私は校則通り学校に携帯は持っていってない。 見つかって怒られるなら、見つからない為に持っていかない方がいいよ。、といったら「どっかに落としそーだもんな、お前は」と更に笑われたけれど。 思い出しては腹はたつが、もう今更な記憶になっている。 『…おい?どうした?』 心配そうに聞いてくるおにいちゃんの声にはっとして、顔をあわせている訳でもないのに首を振った。 「ううん、なんでもない。あ、あのね…外、雨…でしょ?だから、」 『迎えに来いって?』 あ。笑ってる。 傘、忘れちゃったんだもん。 涼介おにいちゃんは「晴れる」って言ってたから…。 「うん…、今、大丈夫なら…だけど。」 『何遠慮してんだよ。らしくねぇ。』 「ぅ…してないもん!おにいちゃんが学校だったら、これないじゃない?」 『今日は昼には終わるって、昨日言ったろ?なんだよ、もう忘れたのか。』 くくっと笑った声が聞こえた。 むぅ…とふくれたくもなるけど…、 受話器の向こうから聞こえる声にどきどきして、 鼓動が…早まっていくのがわかって…、 自分じゃあどうにもならない気持ちがあふれてくる。 おにいちゃんは気付かないんだろうなぁ…。 電話なら、いえるのかな。 そう思うけど、……まぁ…今、言わなくちゃ駄目じゃないし…。 …諦めてる、っていうのかな。これって。 「忘れて…、ないよ。」 『?…やっぱ変だぜ?変。』 「むっ、人のこと変変って何度もいわないでよぉ!」 『ヘンなもんは変だって。』 人の気も知らないで…。 だって、耳に………直接声が届くんだよ? …おにいちゃんは、…しないよね。 「妹の声」なんだもんね。 「啓介おにいちゃんが言った事なら、いっこも忘れてないよ。」 『あ?』 「全部、覚えてるよ。」 『・・・・・・・ったく、何があったが知らねぇけど。』 「?」 『今すぐすっ飛ばしてくから、待ってろよ。いつもんトコでいーんだろ?』 「………うん。」 返事をして受話器を耳につけて目を瞑る。 次のおにいちゃんの言葉をどきどきしながら待った。 『じゃ、そっちでな。』 「…うん。…あ。」 残念な気持ちになるのは、 解ってる。 解ってるよ。 いつか、ちゃんと言うから。 「声を聞くとどきどきする」 その気持ちの答えを、言うから。 「涼介おにいちゃんの天気予報、外れる事ってあるんだなぁ。 でも、 得したな。」 ふっと可笑しくて、笑って、いまだしとしとと振り続ける雨を見上げる。 飽きれた顔して、黄色いFDで迎えにくるであろう自分の兄を待ちながら。 兄貴は天気予報とか解析してあてるのうまそう。(爆)
白兎
|MAIL
|