昔、友人を亡くして精神的に不安定だった時、 ある知人に「生きがいの創造」(飯田史彦著)という本をもらいました。
この本では、まぁざっくり言うと、「人は死後生まれ変わる」ということと、 「生まれたからには目的がある」というようなことがつらつら書いてあります。
読み進めて行くうちに、カルト宗教っぽさも否めなくなってくるので、 正直半分くらいはナナメ読みだったかと思うのですが
でもその当時は、本当にこの本に救われたのです、 勿論、宗教ってのは弱った所を突いてくるというのも分るのだけど
まぁでもさ、「千の風になって」だって、あんなにヒットしたのは、 故人がいなくなったことへの喪失感を、あの秋川氏に癒されたという人が それだけ多かったという証しでもあるんだよね あれは別に宗教というより、心の持っていき方のひとつの提案というかさ
なつは無宗教だし、どっちかっていうと唯物論者的だからさ、 (特にキリスト教なんかには違和感を感じたりもするんだけど)
その当時、故人へのいたたまれない気持ちを収束させるには、 「生まれ変わり論」は当時のなつにはものすごくありがたかったのです。 あの本によって一歩を踏み出せた、 まさに心の支えになったのです。
まぁでも今になって冷静に読み直してみると、 進めば進むほど、かなりカルトで怪しい内容(^。^;) ヤバイね、やっぱりあのコロ弱ってたんだ、としみじみ
特にこの著者は、教授や博士といった肩書きで権威付けしつつ、信憑性を高めようとしているのが ますますマインドコントローリィな感じ 生まれながらにして役割が決まってるなんて カースト制じゃあるまいし
また所々に打ってる逃げもうまいんだ 「しかし死後の世界は永遠に実証はできない。死ねばわかる」とか おぃおぃ(笑)
で、なんで突然こんなこと書いてるのかと言うと、 元気いっぱいだった親戚のおじさんが先日、急性骨髄性白血病と分ったのです。 仕事もいっぱい抱えている中での、突然のリミット宣告 なつも来年、お祭りでの写真撮影頼まれてたのに
動揺しているご家族に、少しは支えになるかなと思って本棚から引っ張り出したのですが、 うーん、やっぱりこれはどうかな、と 当時のなつには支えになったけど、薦めるとなったらちょっと躊躇だ! 滝汗だ
おじさんは病床で、なつがこないだ撮った赤ちゃんの写真を毎日大事に眺めているそうです。
たまたま撮ってよかった、 プリントアウトして送っといて、ホントに良かった
写真は、時にすごい影響力があるね、 怪しい本を薦めるよりも、なつにはなつなりの応援の仕方があるのかもしれない
なんか、そんな責任を少し感じた、カメラガールなつなのでした。
キミにかかってるんだ、きっと一番の生きがいだぞ! 頼んだぞてっちゃん
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「生きがいの創造―“生まれ変わりの科学”が人生を変える」 (PHP文庫)(amazonへリンク)
読み物としてはまぁなかなか面白い。特に前半はね にしてもレビューの賛否両論ぶりが両極端だ・・・
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