almanac of the wind







2001年03月12日(月) 「遠回り」について。




今はまださむいのであんまりしないけど、
仕事の帰りや、
病院の帰りや、
ほかにも、諸々の用事が終わった後、
少しだけ歩くのが好き。

「月がとっても青いから、とーまわりーしてさあ帰ろう♪」

この少しだけっていうのは、
一駅分とか、
バス停留所三つ分とか、
それくらいの、少し。

何かの用事の際だから、
その街自体は知っていることの方が多いんだけど、
何かないかな?
と、つい乗り物にのるのを、ためらってしまう。
何だかすぐのっちゃうと勿体無い気がして、
貧乏性なのかな(笑)

そのおかげで、カレーやさんを発見したり、
不思議な小物屋さんにはいってみたり、
むかしながらのアイスクリンをGETしてみたこともあったし、
何かある「出会い」をしているみたいで、
ちょっとおもしろいっと思うから、まだ、止められない。
しかも、また思い出していってみると、
忽然と、空き地に、なっていたりして。
何だか、夢を見てたの?
なんて思ったりもして。

知ってる街の思わぬ場所っていうのは、
嘘がばれた時の子どもの顔をしている。
……そんな感じ。

はにかみながらも知らせてほしい。
でも、あなたから見つけてほしい。
だから、わたしは、遠回りをして。







   index  


さくらっこ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加