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■ 夢。
夢を見た。 あなたと手を繋いで なんだかふわふわ浮いているみたいで。
パステルカラーのグリーンベースの草原を 淡い色したピンクや黄色の花が踊る。 亜麻色の店を目指して道を歩いた。
あたしたちは 『しあわせになるもの』を 買いに行っているのだ。
扉を開け、店主に話すあなた。 あたしは呆っとしていた。 「…高ぇよ!」 あなたがそう呟いた所で目が覚めた。
起きたときに思ったのは、 『しあわせになるもの』ってなんだろうってこと。 隣で眠るあなたがいて、 夢で見た綺麗な風景と、 手を繋いでいたあの瞬間が なによりも幸せなのに。 これ以上の幸せを求めるのなら そりゃあ高い。 きっとあたしには手が届かないくらいの金額だったんだろう、と。 既に幸せなのに、 もっとと思うから、手に入らないのだと。
だからきっと、『しあわせになるもの』を買いに行ったのは、 あたしの為じゃなく あなたの為。
とても綺麗な夢を見た。 あなたの眠る横で。
2007年02月19日(月)
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