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■ 記。
ちょっと忘れそうなんで、ここにメモっときます。 あー・・・マジ忘れそう。ってか、絶対こういう風に楽に書けんしな。
「刹那」 雨。 松葉寮内、2人部屋。
好きだけど、その思いを言っちゃあ駄目なんだよ。 好きじゃないんだよ、好きだけど。 だって俺達はコドモだから。 この思いは一過性。だから名前を付けちゃ駄目。
二人とも互いを思っているのに、口に出せなくて。 必死に体裁を取り繕うとするもどかしさ。 ジレンマ。 切なさを、出す。 無理だね。 キスはするな。うん。 きっと。
「眩暈」 晴れ。 練習試合前。 ピッチ上での渋三会話。
忘れたくない事について。 明るく!とにかく明るく!! 友達として仲良く。だって仲良いから。 けど恋人じゃないの。 くっついてないの。 試合前のほんの一時の、素直な気持ちとか。 こんな時にしか言えないとか。 格好悪くても、格好良いよ。 明るく。
「蜂」 天候不明。 リノリウムの廊下。 周りはコンクリ、蒼白い光、重い空気。 全国大会優勝して、その試合後の控え室前廊下。 不完全燃焼してる三上。
後姿を見るのは慣れているけれど、それでもどこか納得してないんだ。 置いてかれるのは厭なのに、引っ張られるのも厭だから、 いつでも俺は虚勢を張る。 強く美しいけれど、脆い。 強い事と、頑丈な事は違くて。 弱い事と脆い事も同じでは無く。
立ち上がるのは自分の足である。 ボールを蹴る、この足だ。
いつだってアイツは俺の前を2歩歩いて。 どんどん先を行っても良い筈なのに後ろを振り向く。 俺なんて放って置けよ。 捨てられる事は慣れてるから。 どうせお前も、手一杯になったら見切りを付けるんだろう? 花を摘むのと同じ様に、持ちきれなくなったら捨てるんだろう。
いいよ、慣れてるから。 だから、好きにしろよ。
足を引っ張るのは厭だ。 完璧主義者でも無いし、劣等感に溺れている訳でも無い。 ただ、俺に付き合ってお前の歩みを遅めるのが、厭なだけ。
好きすぎるから、 自分がどんどん嫌いになる。 思い付くだけの嘘で固めて、 思いっきり突き放そう。
慣れてるから。
そう、立ち上がるのは、 この足だ。
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自己嫌悪と、不安、焦り。 自暴自棄に自己犠牲。 もがいてます。 そういう年頃ですから。っつーか、暗ッ。
2002年06月01日(土)
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