大学教員の日記

2001年10月04日(木)  まち角インタビュー

 総合の学習で「まち角インタビュー」に行ってきた。行き先は末広町商店街、宮古駅前等である。
 目的は「宮古自慢CMのターゲットを決める」というもの。班ごとの行動である。教室でインタビューの仕方を確認してから行く。

 ・自分たちの名前と目的を言う。
 ・インタビューをする。(宮古の自慢は何ですか)
 ・ポイントは「つっこんで聞く」ということ。

 今回は特に3つ目が大切である。ただ「自慢は何ですか」と聞いても、多くの人が「浄土ヶ浜」「サケ」といったものが中心になるはずですから。何よりも、「自分たちが知らないようなことで宮古自慢」を探すというのが目的なので……。さて、子供たち勇んで街に出て行った。

 ところが、ところが、意外にも街行くの多くの人にインタビューをしても「今、忙しいから」「ん〜、わからないなあ」と言われたり、なかなかうまく進まない。
 さすがに子供たちも、ちょっと元気がなくなってきた。やさしく答えてくれる人にも、淡白なインタビューになってしまい、かんじんの「つっこむ」ということができずに、いい情報が入ってこない。

 中間報告ということで駅前に集まった。決まりきった質問をするだけだけではなく、「私たちは観光地や食べ物のことを知っていますけど、ほかにいいなあということはないですか?たとえば……」というようにである。さらに、最初にみんなで元気よく「こんにちは!」とあいさつをすることも決めた。

 そこで、子供たちは再びヤル気を出し、後半のインタビューで見違えるように変わった。積極的に聞き取りをするようになり、子どもたちにとってのとっておきの情報を得ることができた。
 子供たちは次のようなターゲットがいいなと話していた。

 ★1班→浄土ヶ浜に関わる人々
 ★2班→ウニ染め
 ★3班→サケの料理関係

■ロケこぼれ話
・インタビューの中間報告でNHKスタッフさんから、アイスをいただいた。子供たちが元気になった理由は、実はこのおかげ?
・子供たちのインタビューする姿には、カメラマン・音声さんも同行する。すると、一般の方が緊張するのがありありとわかった。
・昨日は1時間目の体育の様子も撮影をされた。「福祉センターから」「金浜校門から」「アップ」というように、いろいろと場所を変えてである。ソフトボールをしたら、いつも以上に「いいぞ!」といった応援の声が出ていました。ん〜、慣れている!

★参考(授業計画)

★ 宮古自慢CM 2時間目(10/4)

1 ワークシートをもとに今日の街角インタビューの説明(9:10)
 前日子供たちから出てきたアイデアをもとに、インタビューのし方を確認

2 班ごとにロールプレイ(練習)をする。
 決まった形式のインタビューしかしないことが予想される。「(不快にならない程度に)つっこんで聞く」ということを全体に教えたい。

3 移動(9:30)
  
4 3ヶ所でインタビュー開始(9:50)
 3ヶ所→駅前・末広町商店街・サティの近く

5 中間報告(10:40)
  休憩も兼ねて「飲み物タイム」。それぞれの手応え、困った点を報告しあう。

6 再度インタビュー(11:20まで)
 一回目より深化した視点でインタビューをする。

7 移動(11:30)

8 インタビュー結果を報告のためにまとめる
   「ランキング」で行う。項目だけ画用紙に書かせ(1位 浄土ヶ浜)、その理由は口頭で発表させる形式にする。少ないものもきちんと報告させるように指示する。早く終えた班は練習。


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