Opportunity knocks
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2002年11月03日(日) 試験日

はく息が白くくっきりと浮かぶような、そんな寒い日の朝、
試験ということで、電車にのってN市のほぼ中心にある試験会場へ向かう。
県産業貿易館。
ただっぴろい講堂のようなところが会場になっている。
自分の受験番号が置かれた机に座る。

いつものように軽い緊張感と少しの昂揚感。
試験用紙が配られる直前まで、ノートに目を通す。

「はじめ。」という試験官の合図。
一斉に鉛筆の音が聞こえ始める。
こつこつこつこつこつこつ・・・・

試験問題は
『二葉亭四迷の文学活動について三つに分類し、それぞれについて具体的に論述せよ。』

うーむ。ほぼヤマがあたったのはいいのだけど、正直なところあまり勉強してない。二葉亭四迷。
三つに分類、というのをまず考えた。
外国語学校に入学しロシア語を学んだ時期、坪内逍遥に師事し新しい手法で小説「浮雲」を執筆した時期、ロシア文学を研究し翻訳を試みつつ新たな小説に意欲的に取り組んでいた時期。
こんなところだろうか。
ほとんどはったりで書く。

それにしても、漢字忘れがわれながらひどい。
読むことは読めるのだけど、書くのが全然だめ。
翻訳という字を思い出すのに5分くらいかかった。それから”いしずえ”という字がどうしても思い出せない。平仮名でいしずえと書くのはあまりに恥ずかしいので
別の単語を考えているうちにさらに時間が過ぎた。
パソコンにばかり頼ってるからだよな、と反省。

なんとか時間内に書き上げ、答案用紙を提出してさっさと会場をでる。
外は完璧に冬型の天気になっていた。
乾いた風が冷たくふいて、空は晴れている。
ぶらぶらと歩きながらN駅方面に向かって歩く。

久しぶりに某T島屋なんかをぶらぶらする。
デパートをぶらぶら歩くのは結構好き。
買いもしないのに、紳士服売り場にきちんと並べられているシャツやスーツを見るのが好きだし、てきぱきと働く店員さん(特にエレベーターガール)を眺めるのも好き。そして地下の食料品売り場をみてまわるのも好き。
結局いつもいくケーキ屋さん(GRAMERCY NEWYORK)でお気に入りのケーキを買い
三省堂で本を買って(「マーティン・ドレスラーの夢」)帰った。

明日も休みだし、思う存分本読みしようと思う。
あーこの幸せ・・・



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