Opportunity knocks
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連れ合いと一緒にBS11でやっていた映画を見た。 「ニューヨーク・ストーリー」 マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、ウディ・アレンの3人が撮ったオムニバス映画。
最初のショートストーリー(マーティン・スコセッシが撮ったもの)を見ながら、男というものについて二人で話す。 ある著名な画家が関係の冷えてしまった恋人をいつまでも未練がましく追いかけまわすというありがちな内容なのだけど、その画家のあまりの未練がましさ、というか女に対する執着心が嫌になるくらいひしひしと伝わってくる。 社会的に認められた大人の男が、好きな女のまえでは実にあっけなく自分の弱さを露呈してしまう。いや、好きな女の前ではというのはちょっと違うな。自分の欲望の前ではといったほうが正しいのかもしれない。
「自分自身、おかしいとかみっともないとか思わないのかな・・・」と眉をひそめながらつぶやくわたしに連れ合いがいった。 「おまえ、まだ男というものがわかってないな。そういうとき何も考えてないのが男なの。とにかく手に入れることしか考えないんだよ。情けなかろうがみじめだろうが。手に入ればそれでいいの。」 「それじゃまるで、おもちゃをおねだりしてだだこねてる子どもと一緒じゃない」 とわたし。 「そう、それと一緒。そういうものなんだよ」
連れ合いに言わせると男はそんなものらしい。 そういう理不尽なまでに自分本意な欲望を持ちつづけるのが男というものだと。
ラストは、結局恋人に逃げられた画家が自分の個展にきていた女性に新たに目をつけ、声をかけるというところで終わっている。 はてしなく続いていくってわけ。
みんながみんなそうな訳じゃない。(みんなそうだったら大変なことになってしまう)でもそのショートストーリーをみていたら、多かれ少なかれ男というものはそういうものを持ちつつ生きているのだということが少しわかった。 何だかためいきがでた・・。
三つの短編の中でいちばん気に入ったのはやっぱりウデイ・アレンかな。 ウディ・アレンの映画をみるとなぜか気分が昂揚する。お気に入りの服を着て、 大事な人に会いに出かけるときみたいにどきどきしたりする。 もちろんすごくお洒落でセンスがよくて、洗練されている映像なのだけど、 それだけじゃない気がする。
とにかく、久しぶりに街の匂いのする映画を見た。 いろいろ勉強になったし。 良い映画だった。
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