Opportunity knocks
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午前中、ずっと「模倣犯」を読んでいたら、急に気分が悪くなってきた。 心を病んだ人間の心理をえんえんと追ってきたからだろうか。 呼吸があさくなって、手が痺れてきてもう限界だと思って本を閉じた。 それから読む気がしなくてほかってある。 何て酷い話なんだろうと思う。 でも、よく考えるとこの小説に書いてあることは絵空事でもなんでもなくて、 実際にこの世の中で行われてることなのだ。
ニュースで流れるむごい事件をわたしは殆ど人ごとだと思っている。 どこかで人が殺された。でも自分とは関係ない、遠いところで起こった事だと思っている。でも、それは実際にこの現実の世界で起こったことなのだ。 この世界で芽が生まれ、育ち、根っこが伸び、枝葉が茂っていったものなのだ。
ただのフィクションだなんて思えなかった。
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