Opportunity knocks
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| 2002年06月27日(木) |
訳すことって、おもしろくてむずかしいものだね |
このまえ買った「佐藤君と柴田君」の中で面白い話しがあった。
ある男の話
ある男に2人の妻がいて、一人は若く一人は年をとっていた。若い方の妻と一緒に寝ると、妻は夫も自分と同じように若く見えるよう、夫の白髪を抜いた。年取った妻と寝ると、妻は夫も自分と同じように歳とって見えるよう、夫の黒髪を抜いた。おかげで男はまもなく禿げてしまった。
柴田君はこの英文を学生達に3回読んで聴かせ、日本語で内容を書いてもらうという 試験を行ったそう。 1度読んだだけで何人かの学生がニンマリし、2度目でわかった学生は得意そうにくっくと笑ったが、3度目を聴いても何がおかしいのかわからない学生は顔を引きつらせていたそうだ。
その試験の答案がいくつか書かれていて、柴田君のコメントがそえられてるのだけど、それがむちゃくちゃおもしろいのでまた抜粋してみる。
「ある男に2人の妻がいて、若い妻は、白髪の年寄りの妻と違い、髪が黒いので一緒に寝ると暗闇で髪が目立たないので退屈する」
・・・夫婦というものが暗闇で一緒に何をするものなのか、どうもよくわかってないらしい。。
「人は『若い』と『老い』という2つの言葉を持っているが、たとえば白髪であれば年寄りで、黒髪であれば若いということはなく、それは、心の持ちようによって決まるのである」
・・・とにかく何でも教訓に還元すれば許されると思っている学生が結構いるものである。。
「ある男は2人の妻がいて、若い方の妻は黒髪で歳をとった方は白い髪で、ある日若い妻の方に頭を向けて寝たら、黒い髪がかかって目をさましたら真っ暗だった
・・・それがどうした!
「ある男は、若い妻と休む時に白いベッドに寝て頭を黒く見せ、年とった妻と休む時は黒いベッドに寝て頭を白く見せた。まもなくその男ははげた」
・・・シマウマかお前は!
そして極め付き。
「年寄りと若いのと、2人の妻がいる男がいた。若い方は白い服で、男が黒髪で若いように見せ、年寄りは黒い服で白髪で年寄りのように見せたら、男は発狂してしまった」
・・・こんな答案ばかりだったら僕だって発狂してしまう。。
読みながらくくくっと笑ってしまった。 でも、記述されたものを読むのではなくて、口述された英文を聴きとって訳すところが、さすが東大の試験だなあと感心する。 わたしだったらもっと途方もない訳を堂々と答案用紙に書いてしまうだろうな、 と思う。
因みにこの話しは柴田氏の創作ではなく、シリアの民話なのだそうである。
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