Opportunity knocks
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| 2002年04月20日(土) |
子どもの頃みてたもの |
ウチの近所を歩いていたら、燕が飛んでいるのがみえた。 飛んでいく先を見てみると、去年と同じ家の軒下に巣を作っている。 毎年同じ燕が巣をかけているのだろうか?
♂と♀(と思われる)の2羽の燕が互いに小枝や葉っぱなどをくちに加えて 忙しそうに巣をつくっている。
子どもの頃よく、巣の下で燕の様子を見ていた。 毎年同じ時期に同じ場所に巣をつくり、卵を生み、ヒナが孵る。 そんな様子にすごくひきつけられた。
大きく口をあけたヒナに親鳥がえさをやっているのをあかず眺めた。 そんな燕の姿をみるのが好きだった。 父鳥がいて母鳥がいて、こどもは当たり前のように餌を与えられ育っていく、 普遍的な営み。ずっと繰り返されるもの。
そんなにめずらしいもんかねえ? 熱心に燕を見ているわたしに向かって、近所の大人はよくそういった。 べつにめずらしいんじゃない。 ただ好きなだけなの、こうやって見てるのが。 わたしはそういって、いつまでも燕の姿を目で追っていた。
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