Opportunity knocks
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2002年02月28日(木) 駐車場でみたもの

写真を撮りに行こう、と思っていたらあいにくの雨。
暗くて寒くて陰気な雨降りの朝。

何もする気がしなくて、春樹さんの国境の南〜を
本棚からだしてぱらぱらと拾い読みした。
人の身勝手さは底知れないと思った。
それでも人は身勝手に生きていくのだろう。

お昼過ぎ。
何日か分の食料品をまとめて買おうと、
近所の郊外型巨大ショッピングセンターへ行った。
田舎には、都会に住んでいる人には予想もつかないような
巨大なショッピングセンターが存在するのだ。

駐車場に車をとめて歩いていたら、どこかから何かが聞こえてきた。

「・・・このスペースは体のご不自由なお客様が利用されるスペースです・・
身障者、もしくは付き添いの方以外のご利用はご遠慮ください・・」

身障者が利用する駐車スペースの横にスピーカーが備えられている。
そこからそれが聞こえてきたのだ。それも大音量で。

・・・何だか嫌な気分だった。

そこまでしなきゃいけないわけだ。
身障者が利用するスペースだってことはみればわかる。
ひとめ見ればわかることを守れない人間が山ほどいるのだ。

モラルのない人間ばかりだ。自分さえよければそれでいいのか。
そうスピーカーが言ってるような気がした。



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