TOI,TOI,TOI!
シンフォニエッタ・フランクフルトの本番が終わった。曲はシェーンベルク作曲、15人のソリストのための室内交響曲1番、作品9 月曜から木曜まで4夜連続で、フランクフルトおよび近郊の市でのコンサートだった。主催はフランクフルト銀行。
曲名にもある15人のソロ楽器というのは、フルート、オーボエ、イングリッシュホルン、クラリネット2本、バスクラリネット、ファゴット、コントラファゴット、という管楽器10名+弦楽5重奏の計15名。
室内交響曲という聞きなれない題名だが、室内楽の要素も交響曲の要素も両方含んでいる感じ。 ちなみにプログラムの後半はブラームスのセレナーデ作品16で、これはなんとバイオリンなしの編成。ビオラがコンマス。
ブッフベルガー指揮による室内オーケストラ、シンフォニエッタ・フランクフルトのコンサート、なのだと思っていたら、初めて管楽器の人たちと合わせたときびっくりした。彼らは木管八重奏団を結成しているプロ集団であった! 彼らの普段の仕事場は、チューリッヒのオペラであったり、ヨーロッパチェンバーであったり・・・。
当たり前だがプログラムには8重奏団、シンフォニエッタ、両方のアンサンブルによる演奏ということになっていた。
本番は自分としても本当に楽しんだし、すごい人たちと共演できたし、いい経験させてもらって本当によかったと思っている。
ブラームスのメンバーもシェーンベルクを聞いてくれた。そのうちの数人はなんと4回全部! とにかく曲が素晴らしい、聞けば聞くほどちょっとずつ分かってくる。だから今日も聞く!と言って彼らはいつも客席に座ってくれた。本当にうれしかった。
ポーランド人のゴシャという新しい友達がいる。フランクフルトのゲーテ大学(総合大学)に通っているその子は、クラシックの演奏会というものに今までいったことがなかったという。 せっかくドイツに越してきたので一回何かのコンサートにいってみたことがあるけど、そのときの印象はいまいちだったらしい。
マライケがゴシャを一応誘ってみた。 ブッフベルガーが曲目解説をしている間に彼女は会場に入ってきたという。 マライケがあとで言っていた。 「ゴシャは本当に感動して、聴きながら涙を流して泣いてた。」
今回、一番うれしかった、一生忘れられない瞬間でした。
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