TOI,TOI,TOI!
2003年08月05日(火) |
親知らず+バンベルク |
今日、親知らずを抜いてきた。
親知らずは、右の下を数年前に抜いた。 そのときから、 「左下のもいつか抜かなくちゃいけないよ。」 と先生に言われていたが、右下と違って痛みもなかったので、なんとなく今までそのままだった。
今年に入って不覚にも虫歯になってしまい、歯医者にいった。 「歯医者はあちこちにあるけどピンキリだから」とのマライケの話を聞き、彼女いきつけの先生のところにいくことに。今年の春のこと。
「ところで、あなたの親知らずだけど、下のは遅くとも一年以内に抜かないと危険。上の二本もいつかは抜かないといけない。」 と先生。
下の左ということは、もちろん楽器が弾けない。数日間は無理だろう。 冬に卒業試験を受けることを考えると、このレッスンがない夏休みが最後のチャンス。そう思ったので7月にもう一回先生のところにいった。
下のは、なんだか切らないと取れない、とっても深い、とかで、この先生の手には負えないらしい。手術専門の病院にいかなくてはいけないとのこと。 私は、先生から渡された、病院の住所などが書かれた紙、私のレントゲン写真のコピー、先生からの今度の先生にあてたメモを持って、その病院にでかけていった。
3本、一気に抜くことになった。一度に抜いてしまえば、その後の数日間安静にしてれば済む。今一度にやったほうがいい、と言われた。
それから四日後の今日、”手術”でした。
先生は、 「あとの一本は故郷で抜いたの?」 「ぁ〜」(麻酔効いててしゃべれない) 「すごくすごく上手。本当にすごく良い。」 と何度も誉めていた。
山里先生にこの話をしたら喜んでくださるだろうなー。 ちなみに東京の田町にある、山里歯科医院という歯医者さんです。
術後12時間経った今、痛み止めの薬が切れてるころだけど、上の二本はなんともない。まったく腫れてもこない。上は痛くないってよく聞くけど、本当にそうだ。 下のは、痛い。少し腫れてきたみたい。ずっとアイスノンみたいなので冷やしている。
さて、夏はすでにはじまっている。 こないだ、バンベルクにいってきた。 バンベルクはフォーヒャルトの実家。 一日目はマライケがレッスンだったんだけど、私の顔を見た先生は、 「楽器持ってきてる?」 と聞き、私も急遽レッスンを受けることになった。 一人日本人の男のこがVorspielenしにきてたので、ちょっと通訳するはめになったりもした。通訳って、思ったよりずっと難しい。 でも私も3年ぐらい前にこうやってこの部屋でVorspielしたな〜と懐かしく思った。
同じクラスのエファもバンベルク出身。 エファに誘われたのがきっかけで、バンベルク観光がしにきたというのが本当のところだった。レッスン受けることになるとは・・・。
その日の夜はみんなで屋外ビアホールに集まった。 エファのお父さんと先生は友達だった。彼はバンベルク響の主席ビオラ奏者だった人。先生は元コンマス。この日ビアホールに集まった人は先生達が長い付き合いをしてきた気の知れた友達、みたいな人がたくさんいた。
エファのお父さんは、突然亡くなった。ほんの数ヶ月前。 突然、心臓の発作で亡くなってしまったので、家族は皆本当に辛い思いをしている。
2日目は観光した。 古い建物ばかりの街中、14世紀だかに建てられた教会やドーム、そしてすこし丘を登って自然もたくさん見せてくれた。全部素晴らしかった。 地元の人に案内してもらうのがなによりだね、やっぱ。 バンベルクの人はみんな本当にバンベルクが大好きで、やっぱり本当に素敵なところだった。
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