TOI,TOI,TOI!
2001年夏の終わりに結婚したY&ローランド夫妻。+犬。 とある小さな町(ドイツ)に住むF♀とその息子ジュリアン三歳。 年越しからお正月にかけて、このメンバーで遊んでいました。 私と、F+ジュリアンはY邸に2泊。 YとFと私は、日本で出た高校&大学が同じなので、 普段忘れてるようないろんな話ができて、楽しい。 たまに懐かしい話ができる仲間って、すごくありがたいのだ。
年越しメニューは、おでん。 そして、おそば。
ドイツに来て以来、初めてのおでん。 つまり、とっても久しぶり。 ため息つきながら食べたのでした。おいしすぎて。
次の日はみんなでウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見たり、 みんなで初見大会で、弾きまくって遊びまくりました。
Yはこないだいい成績でここの大学の室内楽科を卒業したピアニスト。 Fはファゴット奏者だけど、高校までピアノをやってた。作曲家に転向したいと思ったこともあるという、マルチな人。 ローランドは、クラリネット。もうすぐ卒業試験。 ジュリアンは、まだ楽器は始めてないけど、確実に、将来音楽家になると思う。 常になんか歌ってるし、音がなるとじっとしてられなくて踊り出すし。 ニューイヤーコンサートを見てるときも、ウィーンフィルがフォルテやピアノになるのに合わせて、腰を大きく振ったり小さく振ったりしてた。
ジュリアンは、ドイツ人とのハーフ。 幼稚園に入ってから、どんどんドイツ語を覚えてくるようになった、と。 もう、発音なんかは誰もかなわないし。 ぺらぺらと話すのを聞いてると、うらやましくなってくる。 1年前にあったときはまだおしゃぶりだったのに、すごーいやんちゃ坊主に成長してて、母は大変そう。
母Fは、ドイツ語はほっといても覚えるから、なんとかして日本語を教えたいと言ってかなり頑張っている。 たとえば、私の友達タローは、読み書きはあんまりできないけど、ほぼ完璧に話せる。お母さんの努力の賜物だろう。 トニオは、日本語を話せない。「ゲンキデスカ?」「キョウハトテモサムイデェス。」など、たまに言ってるけど、それらは明らかに丸暗記カタカナ日本語。 ちなみに、デヴィットも、韓国語を話せない。
ジュリアンは、Yの飼い犬ベティを追い回しまくって犬に嫌われていた。 「いぬは、いないわね〜」 と言いながら探しまわっているのが、なんともいえずおかしい。 日本語をしゃべるのがFだけという環境で育ってるので、Fのしゃべりかたがうつっちゃってるの。わね〜って。 彼自身も、私達日本人に対してはなんとか日本語で話そうと頑張ってた。 でも、日本語は名詞だけ、あとはドイツ語だから、笑えるんだ、これが。
「Wo ist der いぬ?」(犬どこ?)
der付きってのが、たまんないわね〜。 (derは、英語のtheです)
ローランドもけっこう日本語を覚えてきたみたい。 行かなければならない、とか、得意げに言ってる。 森のくまさんの一番は暗記して歌える。
あるゥ日♪♪森の中♪♪くまさ〜ぁに♪♪テアァタ♪♪
ほとんど完璧。でしょ?
なんと、これ、みんなで何度も何度も歌ってたら、二日目にはジュリアンも覚えて歌ってました。「(ドイツ語で)あれ歌おうよ、theater!」と言ってたのには一同爆笑。いつのまにか曲名がテアータ(劇場)になってる。
お歌が大好きなジュリアンは、母Fの伴奏で、どんどん日本の童謡を歌ってくれます。さっちゃん、ちょうちょ、などが好き。 こうやって普段からお母さんと一緒に歌ってるんだなー。
そのうち、淑女3名の方が盛り上がってきて、あと何があったっけーと、ネタが切れるまで歌いまくり。どんどん伴奏をつけるFの才能に感心しつつ、のどがかれるほど歌いまくった。ヒットは、ふるさと、夏の思いで、など。いい曲ばっかりだねーなんて大盛り上がり。
二日の日はみんなで中華レストランに行く予定だったんだけど、 突然ローランドの友人から電話かかってきて、わたしたちみんな招待してくれた。
その友人君の彼女(フランス人)の家へ。 豪邸だった。家じゃないみたい。ほぼお城。 なんでこんなに金がある人が世の中にいるのじゃぁ〜。 彼女の手作りの料理もおいしかった。 ジュリアンは盛り上がりまくり。 子供のパワーは、ホント底無しだよ。参ったね。
家には、いろんなものがあったんだけど、 なぜかオルガンのパイプが何本か飾ってあった。 なんでも、教会がオルガンを新しくするときに、古いのを1本10マルクで買ったらしいんだけど。使い道は謎・・・。 と思ってたら、ローランドとローランドの友人(共にクラリネット)がでっかいパイプをブオ〜っと吹いて鳴らしはじめた。
ジュリアンも、10センチぐらいのものを彼女から与えられ、ピーピー吹いてご機嫌。かなりうるさい・・・。
あと、ビリヤードの台が家にあるってのもすごい。 食後は、夜中遅くまでビリヤードで盛り上がりました。
≪ ≫
|