TOI,TOI,TOI!
ゲネプロ。このカタカナ語は、ドイツ語の「General Probe」の略だったのね。プロ―ベか。プログラムの略かと思ってた。プロ―ベは英語でリハーサル。「今日カルテットの合わせ」とか言う時の『合わせ』もプロ―ベ。
ゲネプロ中、チェロの人のエンドピンが「ズルッ」となったことに、語りの俳優がぶち切れた。2回なったとき、「ちゃんと静かに聞いてないと、俺は帰っちゃうからな!!!今度ゴソゴソしたらほんとに帰るぞ、も〜!!!」みたいなことを言ってたらしい。あとでイナに聞いたら、ニューヨーク、アフガン、とか叫んで鼻血出したとか言ってた。確かになんかそんなこと言って、鼻をぶひーっとかんでた。酔っ払ってるか、クスリでもやってるんじゃないのかっていう、変なテンションの変な人だった。
お客さんは超満員。本番はなかなか怖かったし、案の定いろいろ事故もあったが、ドイツでの初仕事。初舞台。オケの本番はやっぱり嫌いじゃないみたい私。管がめちゃんこうまかったよ。正体は、フランクフルトオペラの団員さんたちです。多分。
ジュゼッペとカタリ―ナが「パスタ作るから来ない?」と私たち日本人3人を誘ってくれた。駅のホームにいたイナも誘って、カタリ―ナの寮へ。彼女は寮に住んでいる。ジュゼッペもこれから寮に住むんだそうだ。
イナは、また「バッハ、よかったわ」と言ってくれた。イナといろいろしゃべった。う〜ドイツ語のいい練習になる〜。なぜか笑いがとれたりとかして、なんか楽しかった。イナとジュゼッペとはこれからもいっぱいしゃべってドイツ語の練習させてもらおう。
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