TOI,TOI,TOI!
結局その部屋はダメでした。今日は、不動産に行きました。やっぱりあの人親切だったし、いいのがなければ決めなきゃいいんだし。
400マルクでとお願いして、いくつか紹介してもらった。一回帰って電話をかける。ファミリーの間借り480DMが彼女のおすすめ。なんと「楽器OKの家」だって。 電話したら「3時以降に電話して」と言われたので、その前にどっか見に行くことにした。450DMの部屋。まちの雰囲気を見ようと思って早めにいく。
小さなレストランが多いけど・・・スーパーは、どこだろね?家の場所もよくわかんなかったので、思い切って親切そうなおじさんに聞いちゃった。少し時間あるから探そう!と言ってくれた。 彼もすこし迷うほどわかりにくいところにあったが、無事発見。お礼を言って握手!! 親切な人に会うと、気分がよくなってウキウキしちゃう。
ベルを押して、玄関のところで「♪」ってな感じで待ってたら、酒瓶を手によれよれのスーツという典型的な酔っ払い男が焦点の定まらない目をしてこっちにふらふらやって来たので、完全無視。
・・・沈黙(3秒)・・・
再びベルを押す私。男「それおれ」
・・・・・・。
顔にタテ線入ってた、きっと私。しかも部屋は殺風景で、古くて暗くて家具の趣味が悪い。練習は禁止!!と言われた。ダメだこりゃ。さよーなら〜。
近くに見覚えのある名前のStr.がある。もしかしたら?と思ってそこを歩いていくとやっぱり学校の前に出た。 フランクフルトは、実は小さい。電車が東京のように張り巡らされているけど、歩いてもけっこうあちこち行ける。
学校の前の公衆電話から、ファミリーに電話。この、家探しのおかげで、電話するのに抵抗がなくなってきた。はじめは、めちゃめちゃ怖かったね。
その家は駅のホームから見えるぐらい近かった。まず、その「通り」が一目見て気に入った!かわいい!ブーバーノイマン通りという住所なんだけど、通りではなくて、一角にその名前が付いているようだ。今まで古い家ばかり見たけど、ここはまだ新しい家。部屋もかわいいし、趣味がいいのに感動してしまった。 もう、部屋を見た瞬間に決めてた。ここに住む!
楽器を弾いてもいいかと聞くとおばさんは、逆に目を輝かせて「ブンダバー!!」と言ってくれた!1日中弾いていいと言ってた(あとから、17時までと訂正してた)。キッチンも17時までなら使っていいって。
おばさんの名前は、イングリット・ブリンクマイヤー。イングリットと呼んでいいと言われた。あと、犬と、猫がいるの!猫は私がいる間じゅう爆睡してたけど、犬!!でっかくてかわいい〜。でかい犬と暮らすの、ひそかに憧れてたんだよね。名前、「とーよん」だって!カワイイ・・・。
おじさんもおばさんも、丁寧にしゃべってくれるし、易しい文法で、しゃべってくれる。私が辞書を引こうとすると、その単語を英語で言ってくれたり、教えてくれる気もあるみたいだ!うれしい。3日に引越しすることに決めた。
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