水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
天祢 涼。あまね りょう、と読みます。 アンソロジーはいろんな出会いがあって楽しいですね。 はじめましてです。
『居場所』は、女子高生殺害で服役した男の出所後のお話。 真面目に働こうとしても、事件のことはネットに刻まれ、人々の記憶からも消えることはない。 安心して仕事を続けることもできず、、つまり居場所がないのです。
事件の内容がヒドイ。変態と蔑まされても仕方ないですよ。
根は悪くない人なのです。 だから、せつない。
男のこまやかな心情を知ると、ほんとうにせつなくなります。
日本には居場所はないでしょう。 どこか外国で新しい人生を始める方がいいです。妻子と共に。
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