水野の図書室
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2016年10月05日(水) 伊坂幸太郎『太陽のシール』

「短編工場」(集英社文庫)5番目の作品は、伊坂幸太郎『太陽のシール』。
この本を読み始めたのは、とても暑い日だったと記憶していますが、いつの間にか涼しくなって、街は初秋の匂いがします。

さて、『太陽のシール』。変わったタイトルですね。
出産というデリケートな問題を扱っています。

ごく近い未来、地球に小惑星が落ちてくることがわかり、世界の終わりが現実味を帯びてきたときに、ある夫婦に子供ができる── それは願っていたことだったけれど、生まれても、その子は数年しか生きられない。
どうするか、、ということなのですが、この夫婦の思いには共感する人が多いのではないでしょうか。

生と死は 隣り合わせ。
先のことは誰にもわかりません。
ただ、太陽は、今日沈んでも、明日また昇る。

がんばっていきましょ。



水野はるか |MAIL
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