水野の図書室
Diary目次過去を読む未来を読む
皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2016年08月29日(月) 貫井徳郎『蝶番の問題』

「自薦THEどんでん返し」(双葉文庫)4番目のどんでん返しは貫井徳郎『蝶番の問題』。
蝶番(ちょうつがい)だけでなく、着目すべき問題は他にある、これもひとつのどんでん返し。

警視庁の刑事が、大学の先輩でベストセラー作家の暮らす高層マンションを訪ねます。
奥多摩の貸別荘で起きた事件の相談なのですが、被害者のひとりが手記を残していた──というお話し。

この手記が妙に不自然に感じるのは、どんでん返しありきという先入観が働くからでしょうか。
なるほど、そんな〜、やっぱり…と、いろんな思いが交錯します。

女の荷物の大半は服──わかる!!ええ、そうですとも!!


水野はるか |MAIL
Myエンピツ追加

My追加