水野の図書室
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2004年11月19日(金) 夏樹静子『襲われて』

思い込みって、怖いですね。

夏樹静子の作品は、事故なのか事件なのか、病死なのか殺人なのか、
愛人の子は本当に夫の子なのか、といったギリギリのところに、いきなり
連れていかれることがよくあるんですが、この『襲われて』は、また違った
場所を見せてくれます。

夜道で背後から襲われたところを、見知らぬ誰かが助けてくれたものの、
襲われたのには理由があり──というお話。

ひとこと言わせてもらうと、いくら助けてくれた命の恩人だからって、
すぐ仲良くなるのは、、、、どうかと思いますよ。。
短編だから先を急ぐのはわかるけれど、結論を急ぐばかり、浸れないの
ですよ。助けてくれた人の人柄みたいなのが、いまいちよくわかりません。
知り合ったばかりの人に「馬鹿ね」は、ないでしょう。引いてしまいます。
と、なんだかんだと言いながら、面白かったです。参考になりました。
いろいろと。


水野はるか |MAIL
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