水野の図書室
Diary目次|過去を読む|未来を読む
皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2004年02月03日(火) |
加納朋子『牢の家のアリス』 |
仁木探偵事務所の仁木順平と助手の安梨沙が、事件を解決するアリスもの。 今回も大事件!産婦人科医院で赤ちゃん誘拐事件ですーー!
密室の謎には……んー、もうひとひねり欲しかったような気もしますが、 加納朋子らしく、きれいにまとまり、ちゃんと解明してくれるのは嬉しいですね。 助手の安梨沙の方が、事務所を仕切ってるのが見え隠れするあたり笑えたり、 仁木は、とことん良心的(おひとよし、とも言う)探偵なので、この先、経営は 大丈夫かと心配させられたり、、読んでいて、気持ちに余裕が持てます。
大変な事件なのに、なんだかほのぼのしているのは、仁木と安梨沙のキャラ のせいだけじゃなさそうです。なんてったって、加納朋子ですから。
加納朋子──大好きな作家です。出会いは2年前の2月、『魔法飛行』で。 ミステリーなのに、癒されて、優しい気持ちになれるんです。 『ななつのこ』『掌の中の小鳥』(創元推理文庫、2002.2.22〜3.5記)も良かったです。
-------------------------------------------------------------------
今日は久しぶりに雪が舞いました。 来週の月曜日に秋田に行くことになって、そわそわ。往復8時間弱の日帰りです。 秋田も寒いでしょうか・・。
|