水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
重松清の「日曜日の夕刊」(新潮文庫)で、たっぷり家族愛に浸かったあと、 ミステリーかホラーを読みたくなって選んだのは、「紅迷宮」(祥伝社文庫)、 ミステリーアンソロジーです。文芸評論家の結城信孝氏が選んだ女性作家 10名の短編を収録したもので、なかなかすごい顔ぶれ。期待が膨らみます♪
最初は、唯川恵の『いやな女』。 仕事のために好きでもない男の愛人になっている女が、高校時代の同級生 と一緒にいた若い男を誘惑し──。
ひぇ〜、なななんて、、なめらかな誘惑! こここんな、、キザなセリフがさまになる男は、、3年前のクリスマスに読んだ 『22歳、季節がひとつ過ぎてゆく』(幻冬舎文庫)の本城圭一郎サマ以来です。 (あ、これも唯川恵でした。どことなく男の雰囲気似てます・・。)
ふたりの女のいやな女対決が、、それはそれは、楽しくて楽しくて。 いやな女なのに、ふたりとも頑張っているので、キライにはなれないんです。 もし善人対決だったら、息苦しくなると思うんですが、悪女ぶりを見るのは ・・・・・・・好き。(自分には、そんな大胆なことできないからですね、、笑) どんでん返しラストも良いです〜。。スッーゾクゾクッ。ゾクゾクしてたら、 『青の使者』(「短編復活」集英社文庫、2002.12.30記)も面白かったのを 思い出しました。『青の使者』の女対決も・・読む方は楽しくて楽しくて。。
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