水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2003年12月27日(土) |
重松清『寂しさ霜降り』 |
昨日より、一層せつなさレベルが上がっております。 「せつない話」、「せつない話・第2集」(どちらも光文社文庫)で、極上のせつない話を セレクトしてくれた山田詠美さま、第3集の予定は?予定は?予定はーーー? 待ってるんです、第3集。第3集には、重松清をよろしくお願い致します。 いいですよ〜重松清。渋すぎず、重すぎず、暗すぎず。読みやすい! 浅田次郎が好きな人は、きっと、重松清もタイプ(使い方違う?笑)だと思います。
『寂しさ霜降り』──両親の離婚がきっかけで、激しく太ってしまった女の子が、 病気で余命いくばくもない父親のことを知り、過酷なダイエットを決意して──。
せつない。せつなすぎ。 ダイエットする女の子の心象風景は描かれず、妹の視点で語られていきます。 黙々とダイエットする姉は、父親を憎んでいるのか許しているのか、思い廻らせば 廻らすほど、せつなくなっていくんです。 普通、若い女の子がダイエットに励むのは、自分の恋愛のため(だと思う)なのに、 別れた父親の記憶にある、かつての姿に戻ろうとするなんて、、、嗚呼・・
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宅配便のピンポンでドアを開けたら外は小雪が舞ってました。 「ここに印鑑をお願いします」 「ハイ・ありがとうございましたー」
・・2004春夏カタログ ・・・・一気に新年になりました・・
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