水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2003年09月24日(水) |
川島誠『悲しみの池、歓びの波』 |
またまた主人公は中学生の男の子。いわゆる思春期の揺れる気持ちをいろんな 角度から眺められて、なるほど〜あの頃、アイツ(誰?笑)はこんなこと考えてたの かなぁ〜きゃ!なんて、微笑ましく思ってしまうのは、嬉しいような寂しいような・・ 複雑な気分です。
中学生の頃って、思うようにはいかなくて、何もかももどかしくて、やりきれなくて。 でも、ささやかな幸せみたいなのも、ちゃんと押さえてたりして・・。
もし、今、中学時代に戻ることができたら、もう少し、毎日を上手に送ることはできる かもしれない。相手を傷つけない断わり方を知ったし(断わり上手)、その場の空気 の読み方も覚えたし(年の功、ネ)、勇気の出し方もわかった(ずうずうしいとも言う)、 ストレス解消法も心得て(ライブで汗かく)、、まぁ生き方がわかってきた。
ただ、今も思うようにいかないことばかりで、伝えたいことがきちんと伝わらずに 凹んだり、言わなくてもいいことまで言ってしまって後悔したり、やりきれなさは同じ。
いつも、誰の胸にも、悲しみの池と歓びの波があるんですよね。 そして、明日がある。
中学生に読んでほしいです。悩んでるのはキミだけじゃないよ、って。
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