水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2003年09月06日(土) |
川島誠『サドゥン・デス』 |
9月、新しい出会いがありました。その人の名は、川島誠。 本屋さんで、表紙の写真に目がとまり、書き出し6行読んだところでレジ直行。 「セカンド・ショット」、角川文庫です。 こういう青空の表紙になぜか惹かれます〜。友人にそんなこと話したら、彼女も 表紙で本を選んでることが判明。もちろん、表紙がすべてではありませんが、 かなりの部分を占めてます。表紙がキライで、読まなかった本のことを考えると、 何か忘れ物をしている気分にもなるのですが・・。
9編の短編集の最初は『サドゥン・デス』。 中学生活最後の夏休みを工場のアルバイトで過ごすことになった少年たちのお話。 少年のひとりが、こんな夏休みだったよーって話してる感じで、ごくごく自然体です。 思いがけないことで、少年たちのアルバイトはわずか4日で終わるんですが、屈託の ない少年の語りに、こっちも気軽に向き合えます。 そして、ラスト2行が、やさしく強く胸に響いて、少年をグッと印象づけます。
読み終えて、なつかしく思い出すのは、 山本文緒の『プレミアム・プールの日々』 。 (「お日さまのブランケット」収録、集英社文庫、2001.12.27記) 高校生最後の夏休みを、プールで監視員のアルバイトをした僕の思い出。
夏休み・・なつやすみ・・特別な時間だったと、気づいたのは、あとになってから。 遠くにある夏休みは、光を受けた水面の輝きに似て眩しいばかり。。笑
全然関係ないけど、ネットで注文していた「Dr. コトー診療所」(山田貴敏、小学館) 1〜10巻が、今日宅配で届きましたっ! 中島みゆきの『銀の龍の背にのって』が頭の中でリフレインしております。 その上、「TUG OF C&A 9月号」も到着! し、しあわせすぎる・・。
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