水野の図書室
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2001年11月20日(火) 乙一著『死にぞこないの青』

乙一さんが注目されていると聞くまで、わたしはこの作家を知らなかった。
そもそも、ホラー小説は苦手だ。というか、怖い!
何が怖いって、ほら、あれがでてくるではありませんか!

「死体」!!

あんまり怖くないよーなんて、勧められた本でも、冒頭から死体が・・
ほら、んもう!怖いよ〜 !だから、ホラーか!(ちゃうちゃう・・)

ところが、そんなホラー小説嫌いだったわたしが、ホラー小説を読んでいる。
そのうえ、読んだ本を日記に書こうなんて・・って、書いてるわけで・・笑
うーん、人生、どこでどうなるかわからないものです。

「注目されている」・・よく使われますね〜
もろもろのランキングには、なくてはならない便利な言葉。
では、本当に乙一さんは注目されているのか!?
答えはYESでした。わたしにとっては、充分なYES。

書店で、乙一さんの名前をド忘れしたわたしは、お店の人に聞きました。
「あのー ホラー小説で注目されている作家で、名前が漢字二文字の作家の本を
 探しているんですが・・」
すかさず、書店員はさわやかに答えたのです。
「乙一、ですね」

おおっ!!あなたは、有能な書店員!
そして、乙一さんは、やはり注目されているのだぁ!!

最新刊が『死にぞこないの青』(幻冬舎文庫)
表紙は小学校の下駄箱。
読んだら・・せつなくなりました。
これは、ホラーというより、なんだろう・・
続きは明日。


水野はるか |MAIL
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