和田拓治郎の「夜景レストラン」

2007年12月18日(火) あそこのお店



最近よく寄るようになった教えたいけど教えたくないお店に、ENZO(http://blog.pasta-enzo.net/)がある。

男はみな子供の頃、もれなく秘密基地を作ってきた。
この店は、その時の心を何気なく守りつつ、さらに大人の決まり事もクリアした一級パスタ店(車)だ。

ほんとうは地御前のバイパス沿いにあったときから気にはなっていた。
しかし、如何せん外観が車だけに、当然へその曲がった頑固マスターが、一見の客に威張り散らしているイメージが浮かぶ。
そして、つい「また通りかかったら行くことにしよう」となるのである。
そうやって先延ばしにしていると、いつの間にか店は無くなっていた。

何年か経って、偶然友人と待ち合わせた店がここだった時、なぜか少し入り辛かった。

なぜなら、最初は一人で行きたかったから。

出てくる料理は、全てウマい。
散々しゃべった挙げ句「ワシ、






↑押すと予想通りの言葉に変化

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の決まりマスターセリフ。
窓から見える、川の景色と少しの夜景。

この脱線しまくり必至のカウンターが、わたしたちのデザインの打ち合わせには最適。
なぜって、真面目にばかり考えても、使う人がいつも真面目とは限らないでしょってこと。
笑いながら思いついた商品は、やはりいつも笑っているような人が買ってくれるでしょうよ。

もう、こじゃれたカフェには飽きた玄人サン達にオススメ。
駅前のベスト電器裏に、パスタ屋ENZO号。

頑固マスターには、イタリアやパスタの豆知識は通用しない。
裏技として、「無水鍋」(http://www.musui.co.jp/index.htm)を覚えてカウンターへ向かえば、素人さんでも少しは話してもらえるでしょう。


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和田拓治郎 [MAIL] [HOMEPAGE]

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